2012/05/08

「人肉カプセル」で滋養強壮・・・カニバリズム

韓国税関、中国からの「人肉カプセル」密輸に対策強化
http://www.cnn.co.jp/world/30006502.html

さすが中国、腐敗したもの以外は何でも食べる国。昔は、塩漬けでも食べていたそうで、孔子がその人肉の塩漬けが好物だったそうだ。

問題の人肉カプセルの方は粉末にされていたということで、薬効を求めたもの。人肉の部位まで記述はないが、恐らくは肝臓あたりだろう。韓国でも以前は人間の肝臓を薬用で用いていた。韓国だけではなく、日本、中国、インドなどで広く用いられていたとのこと。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%8B%E3%83%90%E3%83%AA%E3%82%BA%E3%83%A0

この人肉の薬効だが、滋養強壮、媚薬、若返り、不老不死の効果があると信じられている。どれも生命の活力に結びつくもので、宗教的な背景もありそうだ。特に敵部族の捕虜を殺して食べてしまうなどの行為は、敵の力を取り込むというほぼスピリチャルな行為といえる。人肉を摂取することによって滋養強壮や若返りの効果があると思うのは、信仰に近い。名医が処方すると、その中身が粉砂糖だけだったにしても、患者の病気が治ってしまう、という名医効果に似ている。

ただ、人肉に薬効性が全くないかといわれると、そうでもないようだ。日本でも明治までは人間の肝臓や脳などが薬にして売られていたという。動物の肝臓は現在でも漢方薬などで使われるから、必ずしも薬効がないわけでもない。

人肉の食用はカニバリズムとわれ、現在タブーとされているが、これは西洋文明の倫理観に基づくもの。その西洋文明においても、恐らくは近世にはいって発達したものだろう。ヨーロッパの十字軍などでカニバニズムがあったことが記録されている。

現在の日本でも、葬儀などで亡くなった親族の骨を食べることがあるそうだ。
私は、遠慮したい。

「胎盤」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%83%8E%E7%9B%A4

この記事を見ると、「ヒトの場合でも、健康によいと考えて、産婦自身や家族が産後に胎盤を食べる胎盤食の文化が世界各地で見られる。生食であったり簡単な調理をしたり様々である。」とある。胎盤は一種の廃棄物だから、人肉とは一線を画すかも知れないが、人由来の
臓器ではある。

カニバリズムは、人間の文明に古くからプログラムされているもので、現在の西洋文明のタブーをもってしても封じることは出来ない。また、タブーとなった故に、現代文明の影の部分で怪しい炎を燃やし続けている。

No comments:

Post a Comment