2010/12/13

Sushi Zen, Lausanneとのトラブルは弁護士を巻き込む様相

2月26日のブログで報告していた、ローザンヌのトラブルだけれども、
http://norisann.blogspot.com/2010/02/blog-post_6618.html

今現在金銭未払いのトラブルを抱えている。本日、これをCovedis社に問い合わせた所、今後は弁護士を通して一切の要求や質問に答えて行くので、もうCovedis(社長:Levy氏)には一切連絡しないで欲しい、と言われた。Covedis社の弁護士から今週中に連絡が来ると言う。

どうやら弁護士を巻き込んで、法律的な対処をお望みらしい。

そこで、このブログを利用してこの件に関する記録を取って行きたい。お金をもらえないのは痛いけれど、私の遭遇したスイスでのトラブルがどうなっていくのか、これも貴重な体験だ。

そもそもの発端は、Covedis側から、うどん、そばの商品提供をしたいので、協力して欲しいという話からだった。最初はレストランを作る様な話だった。そこで、私のレシピーやノウハウを教える代わり、そのライセンス料をもらいたいという契約を持ちかけた。この時点では、一緒にうどん、そばを提供するレストランチェーンを育てていこう、その為の私側のインセンティブがライセンス料と考えていた。

Covedisとの契約は、実際はCovedisの子会社のSushi Zenと契約を結ぶという形で行われた。Sushi Zenは寿司のテイク・アウトを主に行うチェーン店。それと、ローザンヌ・パレスホテル内に、ホテルと共同経営のSushi Zenというレストランを持っている。契約はSushi Zenだが、実際の対応はCovedis社長が行う、と説明を受けた。

ライセンス料は、Covedisを一軒の店舗として加え、Sushi ZenとSushi Zenが納品する店舗数に1軒あたり250フランの料金を掛けたものを月額とするとした。

ここの所で、お互いの主張が異なった。Covedis側は、実際に販売している店舗数のみがこのライセンス料の対象だとし、私の方では、それではCovedisが一方的に報告する店舗数でしか支払わない事になる。現実に存在する店舗数がライセンス料の対象となるとした。

この件に関しては、双方の溝がうまらなかった。また、Covedis側からの支払いが著しく遅延した為、11月末を以てこのライセンス契約は解約すると申し出た。

私の要求は、1月から開始し、11月末をもって解約した間の、ライセンス料の未払い分の支払いと、私のレシピーのコピーの廃棄、並びに現地でのコピー廃棄の確認。その3点。

ライセンス料の支払い状況 (毎月月末に支払う事になっている)
1月分 Covedis側が販売を行っていないとして支払いを拒否
2月分 1軒分として3月10日に支払い
3月分 3軒分として5月10日に支払い
4月分 3軒分として5月10日に支払い
5月分 未払い
6月分 未払い
7月分 未払い
8月分 未払い
9月分 未払い
10月分未払い
11月分未払い  以上7か月分が未払い
4月下旬に契約解除の申請をして以来、Covedisからは何の連絡もない。12月16日、電話連絡にて、今後弁護士を通じて回答するという。

Covedis
http://covedis.ch/ サイトは現在メンテナンス中
http://www.moneyhouse.ch/en/u/covedis_sa_CH-550.1.000.706-8.htm

Sushi Zen
http://www.sushizen.ch/
http://www.moneyhouse.ch/en/u/sushi_zen_s_a_CH-550.1.022.271-8.htm

Shops: Lausanne, Epalinges, Morges, Manor at Geneve
Restaurant: Palace Sushi Zen

11 comments:

  1. のりさん、

    本当に困ったトラブルですね。
    法人相手の商売は取引が比較的安定するのかと思っていましたが、
    のりさんのこの投稿で
    必ずしもそうではないのだとわかりました。
    2/26付の投稿も非常にためになりました。
    もっとも僕ら読者のためになっても、のりさんには一文にもならない点で申し訳ない気持ちですが。
    事態が好転することを祈っています。
    ちなみにこういったやりとりはどの言語で行われているのですか?
    日本人にとって言葉の壁は大きいですね。

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  2. 玉キングさん
    相手方の弁護士からの手紙が楽しみです。今回は気の済むまで争ってみようと思います。英語やフランス語バージョンの公開サイトも作る予定です。笑

    私の為には一文もなりませんが、後続の為にも記録を残しておかねばと思います。事態の好転は期待してません。しなくても、見えない世界が見えて来て面白い気がします。

    だいたい、会話を拒否して、弁護士と話せ、というのがどういう意図か目に見えていますしね。

    相手方がGeneveの弁護士を利用した場合、フランス語で書いてくるだろうと思います。まぁ、英語だろうが何だろうが、私にとって外国語である事には変わりありません。笑

    なお、トラブルを抱えているのは、私だけではないというのも、ある方面から聞いています。そういう会社みたいです、CovedisとSushi Zen。

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  3. のりさん、

    >相手方の弁護士からの手紙が楽しみです。今回は気の済むまで争ってみようと思います。英語やフランス語バージョンの公開サイトも作る予定です。笑

    素晴らしい!!
    のりさんが前向きにお考えなら、ぜひともブログなどでのご報告、よろしくお願いします!

    >私の為には一文もなりませんが、後続の為にも記録を残しておかねばと思います。

    お気持ち、本当にありがたいと思います。
    僕自身、自分や女房がそれぞれの裁判などで経験したことは、他の人とできるだけ共有したいと思っています。

    ちなみに、僕は以前、ニューヨークの日系の歯医者さんに、ものすごく高い料金を支払わされたことがありました。

    当時はニューヨークに来たばかりで、今よりもっと英語が話せなくて、あやうく泣き寝入りするところでした。でも友人のアメリカ人が義憤を感じてくれて、あれこれ相談に乗ってもらいました。

    その結果、裁判でなくて、ニューヨーク市の歯科医師会のような所に苦情を出しました。すると、すぐに半額を返済してくれるということだったので和解したことがあります。

    のりさんの今回のケースでは、先方はそういった同業者同士の良心的な?団体に所属していないのですか?

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  4. のりさんの得意分野じゃない。
    私もこういうの好きですよ。トラブル解決(笑)
    徹底的にやりましょう。
    気持ちだけ(支援資金がないので)で応援します。(爆)

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  5. 私、争いを避ける日本人になりたいです。核爆

    しかし、最初から払う気なかったんじゃないですかねぇ。ドイツ語圏のスイス人と、ちょっと違う気質を感じました、フランス語圏。

    ドイツ語圏は、外国人嫌いの保守系スイス人ですが、約束は守る。支払期日もしっかりしている。

    フランス語圏、国際的感覚のあるリベラルスイス人、というイメージがあるのですが、ドイツ語圏に比べて約束もリベラル?という?がついちゃいました。無論、フランス語圏にもいい人いっぱい知っているのですけどね。

    日本でも数え切れない民事訴訟があるのですから、これは交通事故、の様なものだとも思います。

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  6. のりさん

    僕の投稿がひとつスパム扱いになっていませんか?
    自分自身、ちょっと記憶が定かではないんですが(苦笑)

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  7. スパムになっていました、また。汗

    玉キングさんも色々大変でしたよね。
    飲食業の同業者団体というのはあまり知りません。もともと浮き沈みの激しい業界ですし、スネにキズのある人も沢山入り込む業界でもありますからね。

    一種、弱肉強食の世界ですわ。

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  8. 本日は12月23日ですが、「今週中」の連絡はありましたか?

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  9. 一通相手の弁護士から手紙がきました。
    内容は秘密にしてくれという事になっており。あまり明らかに出来ないのが残念です。

    いくらかは支払う、という様な事がありましたが、契約に沿った内容ではなく、こちらの主張と隔たりがありました。

    すぐに隔たりがある旨の返事を出しましたが、それきり相手からは帰って来ません。催促をした後、先に進まない様であれば、裁判に持ち込むしかないかな、と思います。

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  10. のりさん

    お疲れ様です、交渉ごとって骨が折れますね(苦笑)
    ところでもしよかったら、
    ひとつ教えていただけないですか?

    つまり、のりさんが先方の弁護士の依頼どおり
    内容を守秘しなくてはならないのはどうしてですか?
    しかも契約に沿った内容を提示された訳ではないにもかかわらずですよね。
    のりさんのご要望に沿って事態が進展することをお祈りしています。

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  11. 玉キングさん

    私個人宛に送られた手紙であって、しかもご丁寧に秘密にしてくれと書いてあります。

    これを無視して具体的な内容を公開した場合、私信の無断公開として逆に訴えられる可能性があると考えました。例えば名誉棄損などの材料にされる危惧があります。

    民事訴訟が起きた場合に、不誠実な対応をこちら側がしているとして、相手が主張するかも知れません。

    相手が嘘をついて来ても、こちらが嘘だと証明できなければ、その嘘は相手方の有利な根拠になるでしょう。どれだけの罠が仕掛けられているかわからないので、慎重にならざるを得ない、というのが現状です。

    提訴できる立場は私なので、相手から対応が来なければ、あるいは明確な拒否があれば、最終的には提訴に踏み切ります。その場合は、こちらも弁護士を通じなければなりません。

    私の要求は先にも書いた通り、
    1.ライセンス料の未払い分の支払い(当然、契約に則った)、
    2.私のレシピーのコピーの廃棄、
    3.現地でのコピー廃棄の確認、
    以上3点です。

    難癖をつけている訳ではないと思いますし、至極当然の要求だと思っています。契約違反をしているのは相手ですしね。何で、平気で契約違反を続け、しかも弁護士を通すのか不思議でなりません。

    因みに相手は2、3については何にも触れて来ていません。これも不誠実な対応だと私は考えています。

    ただ、内容は秘密にしてくれ、と言って来ていることは書けると考えています。無論例えば、提訴した、などの事実も書けると思います。

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