2012/04/28

小沢判決で検察はもっと批判されるべき!マスコミおかしい

小沢一郎氏。マスコミは国民に人気のない政治家と書くが、小沢を氏を支持する政治家は多く、その政治的実力は認められている。自身の選挙区での支持は圧倒的に厚く、岩手県は小沢帝国とまでいわれる。(メディアが書きたてる通り)国民には人気がないとしても、岩手県民に人気があるのは確かだろう。

小沢氏はあの金権政治で最後は失脚した田中角栄氏の愛弟子。小沢氏に関しては、常に政治と金のグレーな部分が付きまとう。また、小泉元首相の様なポピュリズムで民衆をけん引しようとするタイプではなくて、常に裏工作をして周りを固めていくという、策略家タイプ。

裏方タイプとでもいえそう。裏方タイプだけに、裏では相当手を汚していると勘ぐられる。私も実際にはそう感じてしまう。ただ、これは単にイメージにしか過ぎないのも事実。

仮に小沢氏がグレーで、管氏の様な市民派系の政治家がホワイトだとすると、グレーは根強さを感じる。結果的に管氏は官僚にからめとられてしまった、とも見受けられる。ホワイトだけに操られやすい面があったのだろう。グレーはそういう面では一筋縄ではいかない。グレーな人は敵となれば手強い。

小沢氏は政治主導を打ち出し、官僚機構の改革に乗り出していた。官僚機構というのは、自己保存の必要に迫られた時、最大限の能力を発揮すると言われている。小沢氏と彼の政治勢力対官僚機構という対決構造が生まれた。小沢氏排除の先方となったのが検察だ。また検察審議会を通して最高裁判所の関与も疑われている。いわば司法機関が最高裁判所までも巻き込んで小沢冤罪事件をでっち上げた。

小沢冤罪事件は、もとはゼネコンの裏献金を暴くものだった。しかし検察はその証拠をつかむことが出来ず、単に政治資金の記載違反の共謀という些末な違反事項で起訴を行った。しかも、通常の検察捜査では起訴まで行えず、専門家外の任意的人選で構成される検察審査会での強制起訴という大変苦しい形となった。

この検察審査会の審査員人選で、最高裁判所(事務方)が小沢氏起訴に傾きやすい人選を行ったとの疑惑が持たれている。また、検察審査会で、専門家外の審査員たちを指導する法律専門家が小沢氏起訴を誘導するような指導を行ったことも指摘されている。

大手メディアは報道していないが、今回の判決では検察が事実に反する内容の捜査報告書を作成したと認定している。そしてそれらが作成された理由や経緯、原因究明について検察で十分調査し、対応すべきと指摘している。

小沢氏にはグレーな印象があるので、検察のこのような彼を陥れる行為について批判が生まれ難いという面がある。しかし、検察のこの様な行為は深刻な問題だ。ひとたび検察が犯罪者を作ろうと意図したならば、この様に執拗に、些末な事もあげつらい、果ては捜査報告書のねつ造まで行って人を冤罪に陥れて行く。

金権政治家に立ち向かう検察はまるで巨悪に立ち向かう正義の味方の様に映るが、実態は嘘と悪意に満ちている。検察は決してホワイトではなく、限りなくグレーだ。これでは司法の何を国民は信じてよいのだろうか。国民は検察の意のままに、冤罪によって社会から抹殺されてしまう。全く恐ろしい。日本は圧政国家となっていく。

検察と司法機関の組織はもっと批判されなければならないし、組織の自浄機能には自ずから限界があるので、第三者的な継続的な監査がなされるべきだ。既に検察は何度も不祥事を起こしているので、より厳しく監査されなければならない。

大手メディアは、国民にとって真の問題である検察の腐敗については全く取り上げていない。マスコミはおかしい。単に小沢潰しに奔走しているだけなら、人権問題にも関わってくるし、官僚機構のポチ、手先と批判されても仕方ない。大手メディアへの不信は今後も深まるだろう。

聞けば小沢氏は報道の自由化にも積極的で、大手メディアの既得権益を脅かす存在でもあるという。報道という社会的な責任をないがしろにして、既得権益を守るという自己中心的な目的で小沢批判に奔走するだけならば、大手メディアは腐敗していると批判されなければならない。

小沢報道は全部ウソだったと謝罪の必要
http://gendai.net/articles/view/syakai/136366

小沢無罪判決を多くの人々はどう評したか
http://gendai.net/articles/view/syakai/136349

2012/04/27

ドイツ語とフランス語

スイスのフランス語圏でつい最近まで仕事をしていたので、いろいろな書類がフランス語で送られてくる。中にはフランス語で応答しなくてはならないものもある。

今はドイツ語圏に戻ったので、そちらの方からも、ドイツ語で書類が送られてくる。移住したての頃のように、様々な書類をまた一からドイツ語で作成して、お役所等に送らなくてはならない。

フランス語は読むのも大変。そんなに勉強していない。ドイツ語もお役所から送られてくる書類は難しい単語が並ぶ。日本語を読むようにすらすらとは到底いかない。その3倍、4倍の時間がかかる。これが「書く」となるともっと困難だ。どうしているかというと、まず英語で書く。私の一番得意な外国語なので、これだと日本語の倍程度の時間で作業が出来る。それをGoogle翻訳で、ドイツ語、あるいはフランス語に翻訳してもらう。翻訳したものを自分で読んでみて、自分の理解できる範囲に訳されていたら採用となる。

英語からの翻訳だと、フランス語が一番スムースに行く。ドイツ語へはいまいち。因みに日本語から各語へ翻訳させると、壊滅的なものになる。笑

ここのところ毎日、そうした手紙がやってきて、自分の宛て名の手紙を見るとうんざりしてくる。ということで、数日はブログもかけなかったけれど、ついに現実逃避が始まった。笑

世界最古の企業

日本の企業の平均寿命は約40年ということで、この平均寿命は世界最長なのだそうだ。企業の平均寿命は人間の平均寿命より半分近く短い。1代限りの会社というのもかなりありそうだ。

世界最古の企業というのも日本にあった。
金剛組
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E5%89%9B%E7%B5%84

578年創業とのこと。寺社建築事業を営んでおり、初代の棟梁は百済からやってきたのだそうだ。世界最古にして世界最古の国際企業といったところか。

確かに企業の平均寿命は人間の平均寿命より短いが、生物には実現不能な年まで生き続けることも可能、という面を持っている。

日本は伝統を長く守る気質もあるけれど、その時々に柔軟に外国文化や技術を取り入れている。そうして新陳代謝を行うことで、逆に伝統というものも長く生き残っているのだろう。

外から新しい文化や技術を受け入れ、それを日本の従来のものと融合させて、全く独自の日本的なものに仕上げていく。そこに伝統というものも生き残る。現代の日本人はそういう作業をしているのかも知れない。いや、金剛組などを見ると、古来よりそうしてきたのだろう。

2012/04/20

地球寒冷化、そして極暑極寒期

地球温暖化が叫ばれているところに、以前から疑問を呈していたけれど、地球が一時的に寒冷化するかも知れないというニュースがまた出てきた。

太陽磁場、来月に4極化か…300年前は寒冷に
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20120420-OYT1T00615.htm

今地球は未だ氷河期にいるらしい。氷河期の定義というのが、地球上に氷河が存在する期間を言い、今も高緯度地帯には南極や北極を中心に氷河が形成されていることから、氷河期なのだという。

ただし、氷河期の中にあっても、寒い時期と暖かい時期が繰り返される。この寒い時期を氷期というのだが、最後の氷期は1万年前に終了している。従って、私たちは比較的暖かい時期に生きていることになる。氷期は再び訪れることが予測されており、私たちは間氷期と呼ばれる時代にいるらしい。しかし、次の氷期は数万年後とのこと。

間氷期が一定して暖かいかというと、そうでもない。間氷期にも地球の表面温度が平均1度未満の幅で低下する小氷期という期間が周期的に訪れる。平均気温が1度下がるだけでも相当寒くなる因みに日本では隅田川が凍り、淀川も凍る。この期間にアイスランドの人口が半分になった記録もある。この小氷期は100年から200年続くようだ。最後の小氷期は16世紀中ごろから18世紀中ごろまで続いている。

この小氷期と、太陽活動の低い時期とが重なるということで、太陽活動が低下しつつある今日、地球は寒冷化するだろうと予測されている。ただし、完全に科学的な因果関係の証明がついている話でもない。一方で、もし小氷期が訪れるとすれば、小氷期の周期からして時期的にも妥当で、今後百年〜二百年の単位で地球が一時的に寒冷化する可能性がある。

では、今後地球はどんどん寒くなっていくかというと、私はそうは考えない。小氷期が始まったにしても、その影響が見えてくるまでには数十年かかるだろう。

それよりも、もっと恐ろしい事態に私たちは直面しているように思われる。それは、極暑極寒期の到来だ。

もう10年以上前の事だが、NHKの特集でメキシコ湾海流が弱まっているという事の警鐘が報道された。メキシコ湾海流というのは、メキシコ湾域から北極圏までに達する一大海流をいう。世界最大規模の海流の一つ。この海流が停止すれば、海洋の生態系が地球規模で破壊されてしまうに止まらず、地球気候にも重大な影響をもたらす。

メキシコ湾海流は南の暖かい熱を北に運び、一方で南の暖かさを冷却している。メキシコ湾海流は最後の小氷期の終わりころに発生し、地球気候の安定化に寄与してきた。ここ数百年、地球は他の時期の例を見ないほどに安定した気候を維持してきたが、これにメキシコ湾海流が深くかかわっている。

地球気候はかなり激しく変動することが知られていて、私たちは実は今、例外的に安定的な時期に住んでいるのだ。この間に人類は爆発的な文明発達を遂げた。日本もその恩恵に預かっている。江戸時代までは飢饉に餓死者が出るほどで、人口も2千万程度。それが小氷期の終わった頃から人口が増え始めている。江戸時代後期には日本人口は4千万近くになっている。今では1億3千万弱。

気候の安定によって、食糧事情が安定し、人口が増え、それに支えられて商業や科学が発達し、産業革命などを誘発した、と考えるのは不自然ではない。

もう十年以上前から、この海流の衰えは指摘されており、終焉しつつあったのだ。恐らくは、小氷期後の長い温暖化期間に、北部にあった大量の氷河が消滅して、冷却源が衰え、海流を形作るエネルギー源が失われた結果だろう。この海流が停止すれば、今まで気候を安定化させていた機構が消滅する。地球気候は以前の激しく変動するものへと戻って行くのだ。

一昨年、このメキシコ湾海流が停止した。

http://fxdondon.iza.ne.jp/blog/entry/2148729/
メキシコ湾の海流停止 〜取り返しのつかない事態を招いたメキシコ湾石油流出事故〜

そもそもメキシコ湾海流は弱まっていたのだろうが、メキシコ湾の石油流出事故が止めを刺したようだ。

これからは地球規模で気候が不安定化し、突然に極端に寒くなったり、暑くなったりを繰り返す、極暑極寒を繰り返す気候となっていく。残念だが、受け入れざるを得ないようだ。

例えばスイスにおいても、近年異常に暑くなったり、寒くなったりして、気象の記録が次々に塗り替えられている。今年に入ってもそれは継続しており、今年の2月には百年ぶりの寒波で、氷点下20度以下まで気温が下がる地域が平野部で続出した。今を生きる人々にとっては生まれて初めて経験する寒波が襲ったのだ。そうかと思うと3月には初夏に匹敵する異常な暖かさが訪れ、通常より半月も早く桜が開花してしまった。

もう地球温暖化に備えなければならない、などとは言ってはいられない。寒くなったり、暑くなったりが、激しくなるのだ。文明による環境破壊を防ぐ意味で、二酸化炭素の排出をある程度規制するのは、有意義とは思う。しかしそれよりは激しく変動する気候に対応できる社会体制の確立の方が優先される。

食糧事情も悪化することが予測されるので、気候変動の激しさに耐えられる品種の開発とか、臨機応変な作付、不作を予想した食糧備蓄などについても真剣に対策がとられなければならない。
(残念なことに、餓死者が続出するとかの悲劇が起こらないと、そういう対策は本格化しないのだが・・・)

2012/04/18

ミサイル技術は北朝鮮よりイランの方が上、独自開発は国際的孤立化への道

ロケットとミサイルは推進体に同じ技術が用いられることから、ロケット開発をミサイル開発だと非難しやすい。人工衛星を打ち上げられる国は、大陸間弾道ミサイル、要するに世界中のどこにでも弾頭を打ち込めるミサイルを作る事が出来る。

人工衛星については、Wikiによると

自国で打ち上げることができる国は、2012年4月時点で8カ国(ロシア、ウクライナ、アメリカ、日本、中国、インド、イスラエル、イラン)と1機関(欧州宇宙機関(ESA))のみであり、大多数の国々はこれら少数の国と機関に打ち上げ業務を依存することになる。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E5%B7%A5%E8%A1%9B%E6%98%9F

この世界でたった8か国の中に日本が入っているのは、大変頼もしい限りではあるが、イランもその仲間入りをしている。日本の報道では、イランは北朝鮮からミサイル技術の供与を受けている、といわれているが、それはつじつまが合わない。イランは既に人工衛星を打ち上げていることからして、人工衛星打ち上げに失敗している北朝鮮からその技術供与を受ける必要はない。

今では北朝鮮製ミサイルを安価という理由で買っているに過ぎないのだろう。一方で、

<北ミサイル失敗>「20秒早く爆発していれば白リョン島は大災難」(2)
http://japanese.joins.com/article/j_article.php?aid=150650&servcode=500&sectcode=500

では、今現在、ロケット開発技術を北朝鮮はイランから供与されていると報じている。最初、北朝鮮からロケット技術がイランに渡ったが、今ではイランのロケット技術の方がはるかに進んでいる。

北朝鮮のロケット技術は、イランからの技術供与の他には、ほとんどが独自開発によるものだ。韓国もロケット開発をしているが、1段目推進体の開発は協定で出来ないらしい。

「独自で解決の北ロケット技術、韓国よりレベル上」(2)
http://japanese.joins.com/article/j_article.php?aid=150508&servcode=300&sectcode=330


韓国が出来ない1段目推進体の開発の意味するところは、ミサイル開発放棄の意思表示なのだろう。1段目に必要な推進力の技術は韓国も有している。北朝鮮も1段目を中国から供与されるなどして、国際的な協力関係のもとに宇宙開発を進めていたならば、独自のミサイル開発だ、等の非難を受けることはなかったろう。

朝鮮戦争は停戦中で、法的には未だ戦争状態にある。北朝鮮の事実上の敵国はアメリカだ。この状況で、アメリカに届くミサイルの開発はアメリカに対する挑発と受け取られて仕方がない。宇宙開発に関しても、韓国の配慮などを参考にすべきだった。北朝鮮への国際的な非難はそうした背景にある。

因みにロケットは通常同じものを2つ以上作るのだそうで、もう一回は少なくとも発射実験されそうだ。今回の失敗の原因究明の後、少なくとも半年以上先のことになるようで、早ければ今年末か。多分来年以降だろう。

<北ミサイル失敗>の記事で専門家が今後の展開についてコメントしている。

−−北朝鮮はいつごろミサイル発射に成功するのか。

「発射体の技術は'試行錯誤の技術'だ。 数多くの試験と失敗を繰り返すほど技術は安定化する。 このため宇宙技術を確保するには巨額の費用がかかる。 ところが北朝鮮にはお金がない。 現在、北朝鮮のミサイル製作の設備・道具はすべて老朽化している。 資金不足で部品も十分に確保できない。 国際社会の制裁も厳しい。 このためミサイル研究を数十年間しても限界があるだろう」

この専門家(韓国航空隊航空宇宙および機械工学部のチャン・ヨングン教授)は今回の実験について、次のように評価している。

「『北朝鮮のミサイル推進技術はかなり発展した』と言えるだろうが、『北朝鮮のミサイル技術は検証された』と言うことはできない。」

北朝鮮製の大陸間弾道弾は検証されておらず、その成功は数十年先になっても限界がある(安定的な技術の完成は極めて悲観的)、ということらしい。最近お披露目された大陸間弾道弾らしいものも、相当性能の怪しいものと推定される。北朝鮮が本当に純粋に宇宙開発を進めたいなら、少なくとも独自開発の路線からは撤退すべきだ。

エアーボーカル Everybody エアボ兄弟 vs MMD顔芸



http://youtu.be/C-287ehU1U4

エアボ兄弟(実写版)の方はフィリピン出身だそうで、MMDはそのコピー。
模倣度がすごいというか、ある意味超えている。これだよ、物真似日本の奥義!!

2012/04/17

北朝鮮の脅威? 事実上は減っているのではぁ??

http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20120416-OYT1T01215.htm?from=y10
対「北」議長声明 これで核実験阻止できるのか(4月17日付・読売社説)

ま、みんな核実験やると予想しているだろね。
過去に成功しているし。

今回のメンツ丸つぶれを挽回するために、やるだろね。

北朝鮮には失うものがないし、孤立してくれればくれるほど、影ボスの中国はありがたい。このパフォーマンス、第一の目的は国内向け国威発揚だし、加えてそれくらいしか出来ないから、やるだろね。

北朝鮮で自律的政権交代はあり得ないだろうし、万が一あって軍事クーデターくらいか。中国が糸を引かなければ実現は到底不可能な線。逆に中国が糸を引いてそうしてくれた方が、展望が開けるかもしれない。少なくとも独自の核開発などという事は不必要になる。中国のメンツもあるから、餓死者も出なくなるだろう。

残念ながら、朝鮮の南北統一はあり得ないだろうね。中国が、こんなおいしい属国手放すはずないもんね。中国の下にいる三流国家。国際的な批判が北朝鮮に集まってくれれば、逆にそれを御する中国という美味しい立場を演じ続ける事ができる。

餓死者が出るくらいな貧乏国家を韓国が本当に引き受けるのだろうか。2千万人を超す、超貧乏人を養う事になる。韓国の人口は約4千8百万人。今は南北統一などと言っているが、それが現実的になってくれば相当な社会混乱を引き起こすだろう。理想は素晴らしいけれど、人民を餓死させても平気な政府と手を携えて、民族統一って想像が難しい。

私は朝鮮人ではないので、そうした民族内の問題については具体的な干渉も出来ない。すべきでもないだろう。いい子ぶりたければ、ぜひ民族統一の理想に向けてまい進して下さい、というしかない。出来れば平和的な手段によって。第二次朝鮮戦争など決して起きてはならないから。

一方で、この読売新聞の記事だが・・・

>日本にとって、北朝鮮の核とミサイルによる脅威は、日に日に増すばかりである。

などと書いて、日本国民に要らぬ脅威を撒いている。読売新聞が社説で、要らぬ脅威を撒いている。

前にも書いたけれど、日本に着弾するミサイルはもう北朝鮮は持っている。今の所200本あるらしい。北朝鮮は既に核爆発の実験に成功している。

日本に対する核とミサイルの脅威は既にあるけれど、しかしそれが増しているという事態にはなっていない。今回のミサイル発射実験(日本側からいえば)にしても、失敗している。北朝鮮にこの技術に関する進歩があったという事実は見られない。

無論、今回の北朝鮮のミサイル発射実験は非難されるべきであるが、それと日本に対する脅威の増加は結びついていない。

逆に、こういう扇動的なマスコミの情報発信が、両国の関係を緊張させている。無論この裏には日本政府がいるのだろうから、今回のミサイル発射実験をいい材料に、意図的に日朝間の緊張を高めようとしているのだろう。仮想敵国を過大評価出来れば、自国の軍備拡張に対して世論の賛同も得られやすい。

国家が軍備を強くしたがるのは当然の希求なのだけれど、軍部が強くなりすぎれば、シビリアンコントロールの抑制が困難になり、戦争が巻き起こされる。

むしろ今回のミサイル発射実験失敗で、北朝鮮の脅威は事実上減っていると思われる。一つは発射初期段階での爆発という結果だ。北朝鮮の宇宙開発(長距離ミサイル開発)は振り出しに戻った。この開発には巨額の費用が必要で、さらなる継続には経済的な負担が重荷となる。国民にその負担を押し付けてまでそれを開発しても、他国からの経済制裁の悪化を招き、決して国力の増加に結びつかない。

日本がこれに呼応して軍備を増強する必要性も見当たらない。当然、今後核実験がなされたら、国際的な非難キャンペーンは必要だけれども、それは軍備ではなく、粛々とした外交アピールに重点が置かれるべきだ。

非難轟々になっているが、せっかく鳩山議員がイランに行って核開発の自粛を訴えたのだから、イランを説得して核開発を断念させ、さらにイランから北朝鮮に圧力をかけさせるなどの外交努力に注力があってもいい。

2012/04/16

原発稼働ゼロ、一瞬ゼロって。笑

5月6日より、日本では原発の稼働が全て停止するらしい。

http://s.nikkei.com/HVXIsY
経産相「原発稼働、一瞬ゼロに」 大飯再開に時間

この一瞬ゼロってのが変。なに一瞬って?もう一秒でもゼロにしたくないってか?
一瞬だけに留めたい、あるいは原発稼働ゼロは一瞬だけと思い込みたいとか。笑

一瞬はありえんでしょう、いくらなんでも。

なにか沖縄米軍基地問題と対応が重なる。

基地県外移転を叫ぶも、方針転換で県内移転を決定し、その後地元の反対でだらだらと問題解決が長引く。

今回も、管首相時代に脱原発の方向を示しながら、現政権で大飯原子力発電所再稼働決定、しかし地元は慎重姿勢。下手をすると、この再稼働もだらだらと遅れて行くのでは。

福島原発事故の収拾もしておらず、未だ危険性が指摘され続けている上に、故障や汚染水漏えい事故が頻発している。国はそれに対して何も出来ていない。これでは国が安全だと判断しても、地元民に信用を得られないだろう。少なくとも、福島原発事故に関して、誰もが安全だという対応が施された後でなければ、再稼働を納得出来ないだろう。

実際に地元民としては原発を再稼働してもらいたいだろうと思う。御前崎の市長選でも原発再稼働の是非を保留した現職市長が再選した。原発が再稼働すれば町は潤う。原発がある限り、国からの助成金も続く。反対に原発廃炉となって、国からの助成金も途絶えたら、町は死んでしまう。

といっても、万が一事故になったら、町に住むことも出来なくなってしまう。生活が苦しくなるどころの騒ぎではなく、全財産を奪われ、町を追放されるようなものだ。しかも福島原発事故の例だと、非難で脱出した人々は差別的な待遇まで受ける。子供が「放射能が移る」などと苛められる。

一方で、責任を持つはずの電力会社の対応は、設備に穴をあけて水漏れさせたり、とてもまともではない。嘘、隠しは横行して改まることを知らない。まともな対応をすれば会社の赤字が膨らむだけだから、どうしたって腰が入らないのだ。

私が仮に住人だとしたら、とても迷ってしまう。もう少し、福島原発事故の成り行きを見て、政府の保障体制を見極めて判断したいと思うだろう。町に活気が欲しいのはやまやまだけど、裸同然の追放もいやだ。当然、その間の国の助成金は続けてもらうとして。よって、原発廃炉には反対だが、再稼働にも当面慎重、という判断をするように思う。

2012/04/13

ロケットなのかミサイルなのか、つらづら思うこと

ロケットなのかミサイルなのかは、推進体の先端に人工衛星等が搭載されるか、弾頭が搭載されるかの違いらしい。人工衛星を打ち上げられるということは、大陸間弾道ミサイルを発射できるということを証明する。

今回北朝鮮が南向きに人工衛星を打ち上げようとしたが、南向きに人工衛星を打ち上げて軌道に乗せると、地球のどこにでもミサイルを打てるという技術の証明になるのだそうだ。ただし、その弾頭が大気圏に再突入して爆発したり、燃え尽きたりしなければの話で、その技術開発も必要になるとのこと。

仮に北朝鮮が大陸間弾道ミサイルを開発したとして、日本にとって、今日本が騒いでいるほどの脅威となるのか、少し疑問だ。日本をミサイル攻撃するのに、大陸間弾道ミサイルはいらない。アメリカにとって脅威になるのはわかる。日本はこの件に関して、アメリカの為に大騒ぎをしているのだろうか。

恐らくは、軍事的脅威とは別の視点なのだろう。北朝鮮が高度な技術を持つのは面白くない。独裁圧制国家が繁栄するなどもってのほかだ。ここら辺が本音かも知れない。

私は、個人的にはどんな国でも自力で高度な技術を開発する権利があると思っている。一方で、独裁圧制国家はその体制が望ましくないと思う。北朝鮮の場合、独裁であり、圧政であり、人々が飢餓に苦しんでいる。やはり、ロケットなどを開発する余力があるのなら、国民を飢えさせないことに力を入れるべきなのではないかと思ってしまう。

今回の人工衛星打ち上げは、失敗に終わった。ニュースによれば、打ち上げ後2分ちょっとで爆発したらしい。上空70キロの地点で爆発、二つに分離し、勢いで上昇を続け、最高高度151キロに達した。そして落下して韓国の沖合の公海上に落ちたらしい。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120413-OYT1T00937.htm

正直、これは危ない代物だ。間違って陸にでも行っていたらと思うと、韓国民は背筋が凍る思いだろう。

今回の打ち上げは、ロケット発射後かなり初期の段階で失敗したと思われる。ロケットは3段式で、推進体を三段階に分けて切り離しつつ衛星を軌道に上げる。その第一段階でつまずいてしまった。これはかなり痛い。宇宙開発が振り出しに戻ったともいえそうだ。今回の失敗で、北朝鮮が人工衛星を打ち上げる能力を有しておらず、これを有するには今後相当な時間と費用が必要である、ということを全世界に公表してしまった。

人工衛星は、だいたい低いもので高度500キロくらいの所にある。GPSなどの衛星は2万キロくらいだそうだ。低いところを飛ばすと、空気の摩擦などで人工衛星の速度が落ち、短期間で地球に落下してしまう。人工衛星の中軌道が高度2千キロからなので、おおかたの人工衛星打ち上げには、高度2千キロ以上物体を打ち上げて軌道に乗せなければならないことになる。

一般に地球の大気圏は約千キロと言われている。しかし、宇宙空間の定義は高度100キロ以上の空間とされている。通常宇宙空間には領空権が及ばない。今回の北朝鮮のロケットは、勢いで部品が宇宙空間まで出たが、ロケット自体は宇宙空間に出る前に爆発していたといえる。

因みに飛行機が飛べる高度の限界が約15キロ。それも戦闘機でないと無理なようだ。民間の長距離旅客機は高度約11キロの所を飛んでいる。なお、戦闘機でむりくり上昇しようとすれば、高度約25キロ近くに達するらしい。しかしそこでは空気が薄すぎて操縦は不可能だし、宇宙服を着ていないとパイロットは死んでしまうとのこと。高度20キロを超えると、宇宙にいる気分には浸れるみたい。
http://www2m.biglobe.ne.jp/~ynabe/mach/highalt.htm

余談続きだが、長距離旅客機が巡航する高度約11キロは、大気圏中の最下層、対流圏と次の成層圏の境目に位置している。大気圏内の大気の質量の80%は対流圏の中にあるとのことで、生きた人間にとって、対流圏より上の大気層は、まぁ真空みたいなものだ。高度20キロにも達すると、宇宙服を着てでもいないと、低圧のため血液が沸騰するらしい。

2012/04/12

福島第一4号機やばい、逝ったら終わりらしいのだが・・・

フクシマのウソというドイツのテレビ局が作った番組があって、これは私のブログに紹介しておいた。
http://norisann.blogspot.com/2012/04/zdf.html

今では色々なサイトで紹介されている、結構有名な番組だ。うちも家族で見たが、その衝撃はすさまじかった。恐らくは世界中でこの番組が見られている事だろう。とすれば、いかに日本の原子力発電というものがインチキをしてきたか、ということが全世界規模で知られつつあるということだ。

この番組は日本の原子力ムラの圧力でネットから消されてしまうかも知れないけれど、きっと消されても消されてもアップされ続けるだろう。

この番組の中で、福島第一4号機の危うさが指摘されている。ここには大量の使用済み燃料棒があって貯蔵プールで冷却保存されている。もしこの冷却プールがまた地震などで損傷を受ければ、最悪東京も壊滅状態になる。

4号機逝ったらオワリ
http://matome.naver.jp/odai/2133119197724536301

このブログによれば、東京が終わるだけではなく、世界が終わる。この発言は参議院予算委員会公聴会に、公証人として出席した元駐スイス大使 村田光平氏のもの。国会でこのような発言がされている。

ちなみにこの建屋は「フクシマのうそ」でも映されていたとおり、爆発によってもうボロボロ。いつ崩れてもおかしくはない様相をしている。地元の技術者も「東電は安全だといっているが、今も【危険で心配だ】」と言っている。どちらの主張に信頼度があるかなどは明白だ。

東電は4号機の冷却プールの下に梁を補強して安全を保ったと主張している。そんな梁以前に、そもそもそれが倒壊寸前の建屋の4階に位置していること自体が危険だろう。誰だってわかる。

ところが、日本のメディアはこの危険について無視を決め込んでいるようだ。世界をも終わらせる危険にだんまりを決め込んでいる。きっと多くの人がこの危険に気づいていない。

そして今日、この4号機が決して大丈夫ではないという事故が起きている。最悪の事態にはまだなっていないが、大丈夫ではない、ということを十分に証明する事故だ。

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012041201001482.html
福島原発4号機のプール冷却が停止

これも決して大きく取り上げられてはいない。しかし、今の東電の技術力は、雑草で放射能除染装置から汚染水をじゃじゃ漏れさせる程度のものでしかないことをみんな深刻に受け止めた方がいい。

フクシマのうそ ドイツZDF


ドイツZDF フクシマのうそ par sievert311

鳩山外交は妥当なようだ

http://tanakanews.com/120410iran.htm
イラン核問題が妥結に向かいそう

裏読みが大好きな田中さんの記事ではあるが、イスラエルがイランの核開発疑惑に対して譲歩の姿勢を見せ始めた。これに対してイランが応じるのはさして難しくはなさそうだ。

アメリカもトルコを通じて交渉をまとめる取引をしている。トルコはイラン核問題の仲介を以前にしていて、今回はその仲介案にアメリカが応じるような気配になっている。

この時期に鳩山元首相がイランに行って、イランの核問題に対して日本の存在感をアピールしたのは全く適切ではないだろうか。これぞ日本の独自外交だ。そもそもこのイラン核問題の交渉国が、米英仏露中独で日本は入っていない。IAEAの事務局長は何人だっけ?という感じだ。日本は世界で唯一の原爆被爆国であるのに、この問題に関しては歓声しか発しないオーディエンスだ。

イランに関わって、下手にアメリカの機嫌を損ねては大変だ、というアメリカのポチでいたい官僚思想が見え隠れする。

日本のメディアの論調は、鳩山イラン訪問は日本の国益を損ねた、ということになっている。鳩山氏が議員外交を行ったとして、いまのところこれに不快感を表明した国は見当たらない。

騒いでいるのは日本国内だけ。その騒ぎ方がまた核問題の本質を見失った言葉尻を捉えたものだけで、そうした報道が海外に漏れ出ている方が恥ずかしい。こっちの方がよほど日本の国益を損ねていると思えるのだが、日本のメディアは日本国内の情報操作しか興味がないらしい。

原発なくても温室ガスは削減可能。その数値は環境省試算と経産省試算で大きく違う。

原発ゼロでも25%削減可能 温室ガスの環境省試算
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012041201001055.html

これによると、環境省は2030年原発ゼロでも温室効果ガス排出量を1990年比25%削減できると試算。それに対して、経産省は16%に止まると試算。

本来なら、経産省の方が甘い試算を出しそうだが、環境省の試算の方が甘くなっている。それにしても、両者も原発ゼロでも温室ガスの排出量は、削減できるとは見ている。

環境省の試算でも、原発が20%稼働していれば、33%削減できるとしているので、原発が稼働していれば、さらなる温室ガスの削減が可能であることも事実。こうなると程度の問題かも知れない。極端に言えば、人類が炭酸ガスを排出してはいけないとすると、息もしてはいけなくなる。

原発をやめると、温室ガス排出が増えてしまい問題だ、という認識は間違っている。原発をやめても削減は可能である。京都議定書で日本が守るべき6%の削減に対してもクリアできる。

消費税の増税にはやはり反対!

どうもこの消費税増税は官僚主導としか思えない。庶民が苦しんでも国が安泰なら構わない、先に国ありき、という思惑が見え隠れする。今の消費税増税は、日本国民のためというよりは、「おやかたニッポン」国体維持のためとしか思えない。

こんな記事も目にした。今、国民に痛みを押し付けようとしているにも関わらず、赤坂の議員宿舎の家賃は下がるのだそうだ。

赤坂議員宿舎の家賃、4月から8000円値下げ 世論に逆行
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120412/plc12041201340000-n1.htm

しかも現行の家賃が3LDK(約82平方メートル)で、さらに食堂、会議室、駐車場付きの上、9万2127円なのにっ! これをさらに8000円値下げするという。

わからんっ! 赤坂で10万円を切る家賃のアパートを借りようとすれば、1DKでトイレ共用とかの安アパートしかないだろう。今の家賃でも安すぎるくらいだ。庶民は東京で仕事をせざるを得なくなっても、議員宿舎よりもっと高い家賃を払って住んでいる。

国の為に働く国会議員に敬意は表するけれど、あまりにも特権が厚くなれば、庶民の痛みなど忘れる特権階級となり、庶民のための政治は遠ざかっていく。

一方で議員の数を減らしたり、公務員の数を減らしたり、彼らの給与を減額したり、といった話は決して実現化されない。

矛盾を拡大させる消費増税
http://business.nikkeibp.co.jp/article/NBD/20120323/230167/?ST=pc

この記事では「低福祉・重税国家」への道を突き進む日本への警鐘を鳴らしているが、私には説得力がある。

民主党内もこれに関しては一枚岩ではないらしい。もう一度思いとどまってもらいたいものだ。何も決められない民主党、などとこれに関して揶揄する声もあるが、庶民の為に決められないことは、決して恥ずかしいことでも、非難されることでもない。

2012/04/11

イースターの怪

日本にいると、イースターという日を特に意識することなくやり過ごすことも多いと思う。西ヨーロッパではそうはいかない。まず、イースター(日本語でいうと復活祭)には休日が3日あり、土曜を挟むと4連休となる。イースターには、聖金曜日と呼ばれる祝日と、主日の日曜日と、月曜休みがある。土曜日は公式な祝日とはならないのだけれど、普通の会社は土曜日は休みだから、実質4連休。

イースターはキリスト教の宗教行事だけれど、キリスト教国であるスイスではこの様に4連休になるので、キリスト教徒でなくても、これは庶民の一大イベントだ。4連休、何をする!

しかし、このイースターは毎年同じ日にちにやってこない。しかも国によってはイースターの日が違うという非常に困った祝日でもある。こういう祝日を移動祝日という。日本では成人の日などの例がそうだ。

キリスト教には2大イベントがあって、一つがクリスマス。これは毎年12月25日と決まっている。クリスマスの日は日本でも知らない人がいないだろう。クラッカー鳴らして、シャンパン開けて、ケーキを食べる日だ。(本当は違うのだが・・・)

もう一つがイースター。クリスマスがキリストの誕生を祝う日で、イースターはキリストが十字架刑で処刑された後、生き返ったのを祝う日だ。キリストが生き返ったのを祝う日が、何故に毎年同じ日ではなくて、しかも国によって違ってしまうのか、実に怪である。
そこで何故にそうなるのかを調べてみた。まず、イースターの日を決める基本的な条件から。現代では、春分の日から最初に迎える満月の日以降の最初の日曜日をイースターとする、とされている。

実にややこしい。だいたい満月が何故に人が生き返った記念日を決めるのに必要なのよ、だ。で、どうして当日が必ず日曜日なのか。日曜日しか生き返っちゃいけないのかっ!?
調べていくと怪が怪を呼んでいく。

ただ、この基本部分は世界各国で共通している。では、国によってイースターが違うという事情は何かというと、その国が国教としているキリスト教の宗派の違いだそうだ。キリスト教は一枚岩ではない。まず西方教会と東方教会で分かれる。西方教会にはカトリック教会とカトリックから分かれた諸々のプロテスタント教会がある。東方教会には、ロシア正教会、ギリシャ正教会など諸々がある。

西方教会はイースターの日にちを決めるにあたって、グレグリオ暦という暦を使う。それに対して東方教会はユリウス暦というのを使う。ユリウス暦はかのシーザーが定めた暦。グレグリオ暦は、のちにこれを改良して定められた暦。使う暦のシステムが違うので、算出方法が同じでも日にちが違ってしまうのだ。因みに、今日本を含め、西洋で一般的に使われている暦がグレグリオ暦。ユリウス暦も太陽暦の一つなので、1年365日の設定は同じなのだが、うるう年の計算がちょっとグレグリオ暦と異なっているため、微妙に日にちがずれるのだそうだ。

こうしてイースターの日が西方と東方で最大4〜5週間ずれる。月の満ち欠けが約30日なので、約30日の幅で期間のずれが生じてしまう。よって、例えばカトリックを国教とする国と、正教会を国教とする国ではイースターの祝日が最大で4〜5週間ずれてしまうのだ。

キリスト教にとって、イースターは一番重要な宗教行事なはずなのだが、しかも教祖様の生き返った日という、超絶的な記念日なはずなのだが、未だ統一された日が決まっていない。怪としかいいようがない。

キリスト教は、腐敗したユダヤ教指導層に反発したイエズス・キリストが新たな神との契約を提唱して始まった宗教なので、根底にはユダヤ教がある。本家ユダヤ教にしてみれば、キリスト教はユダヤ教の異端一派みたいなものだろう。

しかし、ユダヤ教からは異端として迫害されたわけで、その後ローマの庇護を受けて拡大発展したキリスト教は、ユダヤ教とは質的に大きく異なった宗教になった。キリスト教とユダヤ教では確かに同じ神様を信仰しているが、神との契約内容が違っていて、キリスト教はイエズス・キリストが神からもたらした新しい契約に基づいている。

ユダヤ教の古い契約によると、ユダヤ教の神様は結構怖い。あまり不信心な態度でいるとすぐに怒り爆発して、罰せられてしまう。国が滅ぼされて流浪の民と化し、奴隷にまで貶められてしまう。キリスト教の新しい契約によると、神様は相当に優しい。不信心でいても、悔い改めて懺悔すると何でも許してくれる。

土曜日は働いてはいけないとか、鱗のない魚を食べてはいけないとかも言わない。酒(ワイン)は救世主の血だ。毎週飲むことが勧められている。

といってもキリスト教の道徳的な戒めはきつい面もある。神が求める愛は、現実の富とは関係がなく、その人の出来る限りのものが求められる。信者は必要な時であれば、キリストがそうしたように、人の為に自分が犠牲になることも求められる。悔い改めれば許されるが、改めようとしなければ当然に許されない。

調べていくうちに、イースターにはこの神との新しい契約の記念という、宗教的な行事に重きが置かれていることがわかってきた。そしてキリスト教のベースとなったユダヤ教の大切な宗教行事、過ぎ越し祭と密接に絡み合っている。

過ぎ越し祭は、ユダヤ民族が奴隷となって暮らしていた在エジプト時代、モーゼの指導のもと神の予言に従って艱難を乗り切ったことを記念して行われる宗教行事。このとき、預言者モーゼは神との旧い契約をもたらした。モーゼの十戒。ユダヤ民族は神との旧い契約によってエジプトから脱出でき、自由となった。これを記念する過ぎ越し祭では、羊が生贄にされる。

キリストはイスラエルで捕まって十字架刑に処せられてしまうのだけれど、これがこの過ぎ越し祭の初日だった。キリストはイスラエルに行けば捕まって殺されてしまうことがわかっていたのに、過ぎ越し祭が宗教的に重要な意味を持ち、イスラエルに巡礼に行くべき日であることから、死を覚悟の上でイスラエルに行った。

キリストはユダヤ教の指導層に捕まって、濡れ衣を着せられて、即日に処刑されてしまう。それは新しい宗教が生まれるための生贄でもあった。キリストのもたらす神との新しい契約によって、多くの人が救われるための犠牲として、キリストの命が捧げられた。

これは過ぎ越し祭がユダヤ教にとって、「神との契約」に関わるとても大切なものと同じくらいに重要なことであり、そして過ぎ越し祭で羊が生贄にされるのと同じく、キリストが「神との新しい契約」の為に生贄になったことが重なる。過ぎ越し祭が神との旧い契約の象徴であれば、キリストの受難は新しい契約の象徴だ。

キリストは十字架刑に処せられて死に、そしてその後3日目に復活をする。キリストは復活した姿を皆に見せた後に、天に昇って永久に神の右に坐している、ということになっている。こうして神との新しい契約が人々の救いの為に完成させられた。

ま、信じる人は救われる。

建て前的には、キリスト教国であれば、国を挙げてこれを信じているわけではある。

この過ぎ越し祭というのが、ユダヤ暦に従って決められている。ユダヤ暦というのは太陰暦の一つ。要するに月の満ち欠けを基本として暦が作られている。前述したように、過ぎ越し祭とキリストの受難は大変深い関係があり、イースターは、新しい神との契約による過ぎ越し祭という色合いも強い。そうしたことでイースターは、最初は過ぎ越し祭と同じ日に行われた。のちに過ぎ越し祭以降最初の日曜日がイースターとなった。キリストは金曜日に十字架にかけられ、日曜日に復活した、という曜日設定がどうしても捨てられなかったらしい。

問題は、過ぎ越し祭が太陰暦のユダヤ暦によって決まっているということ。その頃ローマを中心としていた世界は、既に太陽暦を使っていた。イースターの日を決めるのに、太陰暦から太陽暦への変換が必要だった。こうしてすったもんだの末に、「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」がイースターと定まった。6世紀頃の話らしい。

これに600年もかかるか・・・。やはり怪だ。

2012/04/08

原発賛否

自分の仕事上のトラブルもあって、時事関係にはしばらく遠ざかっていたけれど、自営業者に戻り、当面の仕事の予約もないので時間的余裕が沢山出来た。というか、出来てしまった。苦笑。ということで、日本の原発問題にここのところ関心が及んでいる。

日本は脱原発に傾いたと理解していたが、原発推進派の抵抗力はすさまじいものがあるようだ。いまだせめぎ合っているように見受けられる。原発推進派は「原子力ムラ」と呼ばれる利権層が中心となっていて、全日本の電力業界、それに関連する工業業界、官僚機構、メディア業界などが含まれている。この「原子力ムラ」の利権層は強大で、日本の首相を抹殺するくらいの実力を有している。

これに対し、脱原発側は主に市民団体から構成される。行政からも、そして実業界からの支援も薄い。脱原発側の後ろ盾は「フクシマ」で実証された、原発の凄惨さと恐ろしさだ。多くの国民がその被害に遭い、今も苦しんでいる。国民は、出来るならば原発はないほうがいいと思っている。市民団体の力は政治を動かす可能性があり、脱原発の原動力となっている。

こうみると、原発の賛否を巡る問題は、社会の階級闘争という側面が見受けられる。利権を有し強大な原発推進層(支配者層)と自衛のためにそれに抗う市民層(被支配層)が対立し、現状は拮抗状態にある。

市民層は民意を汲んで政治家を動かしているが、推進層は既得権益を利用して市民派の政治家を排除している。メディアは大方が推進層側にいて、市民層の利益を代弁していない。市民層の活動はレジスタンス的で、主な情報発信手段はインターネットに拠っている。

市民層が勝利して日本が脱原発に向かうには、これからも長い、辛抱強い抵抗活動とそれを支持する民意がなければならない。このうち一番の不安定要素は、いつまでその民意の支持が続くかだろう。「フクシマ」の衝撃は数年は続くかもしれないが、そのうちに薄れていく。

また原発の賛否は外交と安全保障問題にもかかわっている。そもそも「原子力ムラ」はアメリカの原子力平和利用政策による外圧によって作り出されたものだ。アメリカは原子力による安全保障のコストを同盟国にも負担させるために、この「平和利用」を進めた。こうして「平和利用」の名目のもと、原理力技術がアメリカより同盟国にもたらされた。原子力発電の技術は数年で軍事技術に転換できる。要するに、原子力発電所のある国は原爆を実質作れる。アメリカとその同盟国は、この圧倒的な核の力によって安全保障が確保されることになる。

アメリカは現在もこの原子力の平和利用政策を改めていない。核兵器廃絶には向かっているが、それは原子力の平和利用政策が核による安全保障を肩代わりしているから、とも受け止められる。日本が脱原発に向かうということは、この平和利用政策に抗するという形となる。よって、日本が完全な脱原発を目指せば、今度はアメリカからその翻意を促す外圧がかかってくる可能性がある。原子力ムラはアメリカの原子力の平和利用政策に守られている。

私は、日本は原子力に依存しないエネルギー政策を取るべきと考える。よって、脱原発側に立つ。しかし、急激な核廃絶は難しいと思うので、既存の原子力発電所は寿命を迎えるまで維持し、新規の原子力発電所は建設しない、という非消極的な原子力依存をするべきと思う。これは現在スイスが取っているスタンスと重なる。スイスは「フクシマ」の後、この原子力エネルギー政策に転換した。

日本が原子力に依存しないエネルギー政策に転換しても、それがソフトランディングを目指すものであれば、恒久的に天然ガス発電が代替え可能との指摘もあるし、そのコスト増はコスト低減努力によって電力会社が黒字経営可能とまでなれるとの指摘もある。
http://norisann.blogspot.com/2012/04/lng_07.html

一方で、今後原子力発電所を建設しようと考えるほかの国々にも関与すべきと考える。ただし、無制限の核開発に協力するのではなくて、その国にとって最善のエネルギー政策ミックス、厳重な安全対策、建設から廃棄までの一貫した、計画的な技術供与、そうした管理的核技術供与のもとに進めらるべきと考える。また、日本もこうした高度な核技術供与の為の核技術力は、エネルギー政策とは切り離して、必要限度維持すべきと考える。

あらゆる国で、野放しで核開発が行われるのであれば、日本の核技術と経験はそうした国々で生かされなければならない。こうした国際貢献はアメリカの原子力の平和利用政策にも抵触しないだろう。

ベルン−トゥーン間のファミリーサイクリング

イースターは金曜日から月曜日まで実質4日間の連休となる。そこでファミリーサイクリングとなった。ベルンから30キロ程離れた町トゥーンまでは、アーレ川沿いにサイクリングロードが整備されていて、ファミリーサイクには最適。帰りは電車に自転車を乗せて戻った。ベルン市街からだと、途中に動物園、ベルン空港、ベルナーアルプスが見渡せる広々とした牧草地帯、閑静な小さな町々、悠々と流れるアーレ川などが楽しめる。トゥーンの旧市街もなかなか美しい。

サイクリングロードは結構くねくねしているので、30キロ以上は走る。でも4時間もあればファミリーサイクリングで完走できる。

イースターは雪だった

ここのところ暖かく、桜などは半月も早く咲いてしまったというのに、今年のイースターは雪となった。さすがに積りはしないけれど、一時は芝生の上がうっすらと白くなった。私の住んでいるところは標高600mのところなので、もう少し高いところでは、もしかしたら積もるほどの雪になっているかもしれない。

それにしても流石スイス、油断していれば4月に雪も降る。

2012/04/07

東電の赤字は原油購入価格の改善だけでも黒字転化が可能で、LNGで恒久的に原発の代替が可能

東電の電気料金値上げが社会問題になっている。原発事故を起こし、その賠償やら緊急の石油や天然ガス発電置き換えなどのコスト増が原因とのこと。現在東電は年間6000億円以上の赤字らしい。

電気料金値上げは仕方ないのかなぁ、などと思っていたら、「東電、数千億円の黒字に転化も」などというブログ記事を目にした。この記事によれば、この円高が続くご時世に、1ドル102円の円安レートで原油を買っているのだという。これを円高の今の実勢レートで購入できれば、なんと数千億円の黒字に転化も可能なのだそうだ。

是非そうしてほしい。それで、原発なしで、しかも、電気料金の値下げをしてほしい。大体1ドル100円以上って5年も前のレートだし。

因みに、LNGの輸入価格も日本は世界で一番高いのだそうだ。天然ガスを世界一高い値段で買っていることなど、自慢にはならない。ざっとヨーロッパの倍の値段で買っている。アメリカのシェールガスの値段と比較すると6倍。6倍って、どんな高価格で買っているのよ、だっ!怒

記事によれば、天然ガスが恒久的に原発を代替できるのだそうだ。電力会社は、それでも黒字になるのは間違いあるまい。

では何故、こんな高価格で原油を買い続けるのか。
ヽ(。_゜)ノ
原子力発電は経済的なのだというプロパガンダをよほど維持したいのだろう。

確かに原子力発電の燃料費は安くつく。しかしこれはプラントの膨大な建設費用と後の同じく膨大な処分費用がかかる。万が一事故になったら、福島が示したように何兆円もの損失となり、結局税金がそこに注がれる。ただでさえ住める国土が少ない日本で、居住できない地域まで生んでしまう。記事にもあるが、原子力発電のコストは決して安価ではない。それが表面的に見えないようになっているだけなのだ。

【記事抜粋1】

東電、数千億円の黒字に転化も
http://blogos.com/article/36001/
「原発ゼロの日」が… ‐ 鈴木耕

4月2日の「モーニングバード」(テレビ朝日系)で、原油輸入価格への疑問を取り上げていた。この番組では、火力発電の主力になりつつある液化天然ガス(LNG)の輸入価格のいい加減さについても、少し前の放送で触れていた。
僕は「なぜこの超円高の中で、原油の輸入価格が高いままなのか。以前のレートのまま輸入する電力会社はおかしいのではないか」と、言い続けてきた。少し前の「愛川欽也のパックインジャーナル」でも指摘した。それに対して「輸入量の長期安定化のために契約も長期契約になるから、円安時期に契約した価格が現在も維持されている。多少の割高は仕方ない」という反論が寄せられた。
しかし「モーニングバード」によれば、現在1ドル=102円という価格で輸入しているという。現況は1ドル=80円前後なのだから、実に2割も高い価格で輸入していることになる。現在、東電は年間6千億円以上の赤字だと言うけれど、ある計算によれば、実勢価格で輸入できれば逆に数千億円の黒字に転化するはずだという。
では、東電はどういう根拠で赤字だというのか。その点については「お答えできません」「計算の根拠は答えられません」「現在、産油国とどういう交渉をしているかは明かせません」などと、東電は取材に対して答えたというのだ。
LNG価格については、僕は前に別の理由から疑問を指摘した。LNGの価格そのものが世界では下落しているのに、日本ではなぜ、かつての高価格を維持したまま輸入しているのか、という疑問だ。この番組でも同じ疑問を提示していたが、電力会社からの答えはないままだという。

【記事抜粋2】

天然ガスが恒久的に原発を代替できるこれだけの理由
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20120319/229950/?rt=nocnt

腰を据えた調達コスト低減戦略が必要
しかし、その場合に日本が世界一高いLNGを購入し続けていることが大問題となる。
現在の日本のLNG・天然ガス購入価格は、平均で百万Btu(英国熱量単位)当たり16ドル以上である。シェールガス革命が進行中の米国の天然ガス価格はわずか2.5ドル、欧州の天然ガス価格平均は8〜9ドル、ドイツがロシアから長期契約で輸入している欧州では割高な価格が10〜11ドルで、いかに日本が飛びぬけて高い価格で調達しているか一目瞭然だ。

2012/04/05

コンピューターのアカペラもすごいことになっている

ヴォーかロイドというDTMソフトがある。歌詞と音符を入力することによって、パソコンソフトがボーカルを作り出す。ずっと以前にも紹介しているが、このアカペラがすごい。そんじょそこらの歌手よりうまい。

コンピューターのヴォーカルといっても、それを【調教】する人の技も見逃せない。調教師がいいと、まるで本物の人間が歌っているようだし、というか、そこらの人間より全然うまい。

この手のPVはニコニコ動画が本拠地となっていて、Yoububeへの投稿はそんなに厚くない。ニコニコ動画のPVはブログにコピペが出来ないのが残念。ここのところはまったのが、麻太郎Pさんのミクのアカペラシリーズ。



http://www.nicovideo.jp/mylist/4353685

どれも秀逸だが、特にジブリもののアカペラは泣ける。

これもいける、ユーミンシリーズで卒業写真

2012/04/03

ラ・コート横断サイクリング60キロ

ヴォー州のワイン産地の双璧をなすのが、ラヴォーとラ・コート地区。ラヴォーはローザンヌからレマン湖畔を東に向かいモントルーの外れシヨン城までの約30キロに渡る地域。ここは約30キロなので、歩いてでも横断できる。
一方ラ・コート地区は、ローザンヌからレマン湖畔を西に向かいニヨンまでの約50キロに渡る地域。ラ・コート地区はラヴォーより広い。ラ・コート地区の主要産地を巡ろうとすると約60キロの道のりになるので、徒歩より自転車の方が向いている。ということで、自転車でラ・コートの横断をしてみた。
私の場合、いい景色に出会うと写真を撮るため、普通のサイクリングより倍の時間がかかってしまう。しかし約60キロというサイクリングにしてはほどほどの距離なので、午後になってからローザンヌを出発した。ニヨンに着いたのは午後6時前だった。途中で昼食休みもあったが、60キロを5時間強で走るというのはかなり遅い。苦笑
ラ・コートはラヴォーに比べるとブドウ畑の斜面が緩やかで、テラスと呼ばれるブドウの段々畑は見られない。レマン湖畔に広がる丘陵地帯にブドウ畑が広がっているという感じで、結構奥行きもある。広々としたブドウ畑の中に立つと、フランスのワイン産地アルザスを彷彿させる。まぁ、規模的にはアルザスに全然及ばないのだけれど。
ラ・コートの景色は、昔からある家々の佇まいとブドウ畑の調和、広々とした感じ、対岸のフランス側の眺望の良さ、などに特徴があった。ヨーロッパ・アルプス最高峰のモンブランが美しく見えた。
ニヨンからの帰りは、SBB(スイス国鉄)の列車に自転車を乗せて、ゆったりとラ・コートワインを楽しんだのはいうまでもない。
SBBに自転車を乗せる場合、列車の扉に自転車マークのある車両をみつけ、そこに乗り込む。すると、客車内に自転車を吊り下げるか、固定させることの出来る場所が設けてあるので、そこに自転車を置く。この料金は子供料金と同じになるが、色々な割引券がある。結構お得なのが、自転車一日券。この券を持っていると、自分の乗車券は別として、自転車は一日乗せ放題となる。主要都市のバスやトラムでも使える。お値段は12フランから。

東方幻想曲Bad Appleにはまる

Bad Appleという歌があって、これに色々な動画を組み合わせたプロモーションビデオがYoutubeにアップされている。なかなかいいテンポの曲で、それに対するアレンジも結構面白いものがある。もっかの私の暇つぶしが、こういうPVサーフィン。笑

最初は3Dアニメ(MMD)バージョンものからはまった。MMD(ミクミクダンス)というジャンルもはまると結構奥深い。爆
因みに踊っているのは左からメイコ、ルカ、リリィ、ミク、グミ

http://youtu.be/ZkI5iZmUs5Q

これの対極を行っているのが和風バージョン。やってしまったね、という感じ。

http://youtu.be/oTWJnfVJpQw

大笑いで受けてしまうのがインドバージョン。この曲にインドダンスを合わせた人、天才。

http://youtu.be/oTWJnfVJpQw

影絵バージョンというなかなか凝ったものもある。これにドイツ語で歌わせている影絵&ドイツ語バージョンはスイス人の若者にも受けるのではないかと思う。ただ、このドイツ語、字幕がないとドイツ語なのかなぁ、と感じなくもない。なんか中国語に似ている。ドイツ語って実際はちっとも中国語っぽくはないんだが・・・。

http://youtu.be/iAgqCbLpNv8

で、中国語バージョンはこれ。影絵に色がついた!
それで、結構中国っぽくなるのが妙だっ。

http://youtu.be/j5BmkbQZ1MY

Bad Apple、すごい国際的!?