2012/02/20

降雪の心象

降りしきる雪が止む
残ったものといえば

あなたの手紙
氷で書かれた文字

この世界は凍えている
青い唇を震わせている

それが定めと言いたげに

人は皆、コートの襟を立てて
身を縮ませて家路を急ぐ

小石が道端に蹴り捨てられて
そんなものは誰も見向きもしない

家々からかすかな煙が上がる
息絶え絶えに

誰もが助けを求めているのに

押し潰された空気が
蒼く蒼く帳を落として行くんだ

眠ってしまえと脅している

明日も同じ
その明日も同じなのに

決して融けないあなたの手紙
決して忘れられない心の果て

雪景色

何故だろう とても暖かい
何故だろう とても優しい
何故だろう とても満たされている

真っ白な世界に染まって
真っ白になればいい

薄くなって、薄くなって
降りしきる雪に埋もれて

この旅の空
真っ白になればいい

2012/02/19

そば打ち踊り


http://youtu.be/p7x7W6uHpsE

なんでも隠岐民謡のどっさり節、よごれ踊りの代表格なんだそうです。このそば打ち踊り。
4分ほどのどっさり節の中で、実質的には3分ほどで蕎麦を打ち上げるとわっ!笑
5分でそばを打てるという人を見たことがありますが、その上を行ってます。ただ、包丁使いが荒っぽいというか、極太の蕎麦が出来上がっていてそうで、ちょっと食べたいと思えないのがみそかな。

2012/02/18

町の小川も凍る

私の住むLutryはレマン湖畔にあって、スイスでも温暖な所だけれど、今回の寒波はそんなレマン湖畔も凍らせた。町を流れる小川も凍ってしまった。レマン湖は流石に結氷はしないけれど、外気が冷凍庫並みの気温の日は湖面から湯気が上がった。

恋人行のバス

Les Amoureux
日本語に訳すと「恋人(達)」といったところ。
恋人行のバスだ。
これに乗ったら、どこに連れて行ってくれるのだろう。

2012/02/07

フランス(エヴィアン)に買い出しはいいかも

今日は一日乗り放題の切符でファドゥーツからローザンヌに帰って来た。時間があったのでフランスのエヴィアンまでワインの買い出しに行った。スイスの一日乗り放題の切符で、フランスのエヴィアンまで行ける。これは結構便利だ。

エヴィアンの街中にカジノというスーパーがあって、結構でかい。エヴィアンには本物のカジノもあるのだけれど、同じ経営なのかも知れない。

フランスの方が食品の値段が安い。肉類などは極端に言うと、まるで半値。フランスだけあって、フランスワインの品ぞろえは豊富、しかも安い。スイスではなかなか手に入らないフランスワイン、例えばサヴォアなども色々と入手できる。値段でいえば、ジュヴレー・シャンベルタンが日本円にすれば2千円くらいで買える。ワインを仕入れにエヴィアンに行くというのも手だ。

ローザンヌからエヴィアンまでの交通の便は船。往復で17フラン(半額券購入者)かかる。大きなバックを持って、一週間分くらいの食品の買い出しに行くつもりなら、十分もとが取れそうだ。実際、船には買い出しらしき人がたくさん乗っていた。

フランスも今日は寒かった。夕方エヴィアンは氷点下8度だった。ローザンヌの湖畔にある噴水は見事に凍っていた。因みにローザンヌは今夜氷点下12度まで下がっている。しかも風があるので、体感温度は氷点下20度くらいだとのこと。うぇ。

氷漬けの車。ここまで徹底しているとすごいっ!

電車に乗っているときに、「20分」という無料新聞に載った、ジュネーヴ湖畔で氷漬けになった車の写真を見た。あまりに見事なので、紹介します。

氷点下24度。顔が痛い。

週末リヒテンシュタインのファドゥーツにいたのだけれど、なんと氷点下24度になった。夕食を取りに外に出ると、顔が痛い。間違って口から息をすると、咳が出る。鼻の中が凍るのがわかる。手袋を外すと1分で痛くなってくる。数年前、オーロラを見に、ノルウェーのトロムソという所に行った。ここは北極圏に位置する町。オーロラを見に出た夜、缶ビールがみるみるうちにシャーベットと化したのだが、たぶんそれと同じくらいの低温だと感じる。

普通の街中で経験する温度としては、今回の氷点下24度が、おそらく一番低い。ファドゥーツの一番低いところでは、氷点下27度まで下がったそうだ。

家のあるベルン郊外でも、毎年行って氷点下15度くらいだった。しかし、今回の寒波はベルン市街の最低気温が氷点下18度だったから、ベルン郊外のシュリーエルンではおそらく氷点下20度以下になったろうと思う。