2009/08/31

セント・メアリー教会

大分古いらしく、古い所は1150年からあるとか。

ライ村

イギリスで最も美しい村の一つと言われるライ村。こじんまりとした村の雰囲気には中世の面影が漂う。

2009/08/29

ハム・ストリート

ドーヴァーからサセックスの海岸線に向かうと、沢山のリゾート地に出会う。ドーヴァーからはアッシュフォード(ユーロスターの乗換駅)でローカル線に乗り換える。ライやヘイスティングという観光地を通って、ブライトンまで行ける。そのライに向かう途中にあった村、ハム・ストリート。そういう名の村で、人口は1700人。世の中には色々な地名がある。別にハムが名物でもないようだ。この近くにはAppledoreという村もある。

ドーヴァーの断崖

海岸線はこの様な断崖が続いている。

2009/08/28

ドーヴァー海峡

大型フェリーがフランスとの間を頻繁に行き来している。英国は左側通行だが、大陸は右側通行だ。この違いで結構事故も起きるそうだ。対岸のフランス・カレー市までは34キロ。残念ながら対岸は見られない。

マリン・リゾート・ドーヴァー

電車はユーロトンネル(英仏海峡トンネル)でフランスに渡る。その分観光客は減ったが、洒落た浜辺とヨットハーバーがあり、マリンリゾートになっている。

2009/08/26

ドーヴァーの町と、ドーヴァー城

英国王室がノルマンディからやって来た征服者だったから、大陸側からの侵略には敏感。ドーヴァーはその守りの砦。ここが破られると、ロンドンは危機に瀕する。

ドーヴァーへ

ロンドンから電車で2時間弱。なんと電化されていない。と思ったら大間違いで、レールの内側にもう一本レールが通っていて、そこから電気を取っている。日本では地下鉄などに採用されている方式だけど、地上の鉄道に採用されているのは初めて見た。

2009/08/25

私のスイス、ヨーロッパ(108)

(108)
7月19日、ロンドン曇り、ラゴス曇り
 オイスターカードに残金があったので、地下鉄でヒースロー空港に向かった。これが一番安い方法だが、一番時間のかかる方法でもある。でも、東京から成田に行くよりは全然早い。地下鉄といっても途中で地上に上がる。出国を済ませ、いよいよナイジェリアに飛ぶ。フライト中機内で飲めるだけワインを飲んだ。ナイジェリアではワインも飲めないだろうと思った。これは確かに正解だった。

 ナイジェリアのラゴス空港に着く前、入国カードと税関カードを渡された。これに必要事項を記入して提出しなくてはいけないとのこと。ナイジェリアに行くにはビザも必要だったので、かなり厳しいと感じた。そのビザを取るのにも、黄熱病の予防接種を受けたり、大変だった。

 飛行機を降りると、むっとした熱さが伝わってきた。流石に赤道に近い国だ。空港は撮影禁止になっているので写真を撮ることが出来ない。ナイジェリアでは人の写真を撮るのにも承諾が必要だったり、公的な場所は基本的に撮影禁止だったり、写真撮影の制限が厳しい。

 入国審査に人が沢山並んでいた。何故なのか理解に苦しむのだが、入国審査に3カ所まわる必要があった。何をしているのか皆目見当もつかない。とにかくその3カ所でチェックを受けてようやく入国が許可された。その割には何故か税関検査を受けなかった。手元に税関カードが残った。

 荷物を引き取り、空港のロビーを出ると、そこにネスレの職員が待っていた。彼は私をすぐに日本人だと察したらしく、手を振って合図をした。そして空港の脇で送迎車を待つ事になった。ところが送迎車がなかなかやって来ない。すごい渋滞になっていたのだ。車道には車線が引かれていないから、車は隙あらばどこでも入り込む。中には整備不良でものすごい煙を上げる車もある。こんな調子だから、渋滞となると手がつけられない。暑い上に、排気ガスで臭い、クラクションがそこかしこで鳴りっぱなし。まるでカオスだ。

 送迎車には運転手と警察官が乗り込んでいた。ネスレ専属の警察官なんだそうだ。こういうシステムにも理解に苦しむ。とにかく車に乗り込み、工場内にあるゲストハウスに向かった。辺りはもう真っ暗だった。ラゴスは午後7時半で暗くなった。スイスと2時間の日没の差があった。

 空港を出て、ゲートらしき所を通過すると、闇両替商みたいな人々が、ナイジェリアの札束を沢山持って立っていた。私は基本的にここでお金を使う必要がなく、両替をしなかったのでレートなどは一切わからなかった。仮に両替しても、ナイジェリアの通貨ナイラはドルやユーロなどに逆換金出来ないとの事。一度両替したら使い切らなければならない。ナイジェリア以外でナイラは紙くずとなる。

 空港を離れると、街路灯は一切なくなった。交通量が沢山あるので、沢山の車のヘッドライトで道路は明るい。それに至る所で渋滞がある。そんな時、道の脇を見ると、掘っ立て小屋の様なお店が並んでいるのが見える。何かを売っている。しかし暗くてよくわからない。電気がないのだ。掘っ立て小屋の唯一の明かりはランプの灯火だ。家々をよく見ると明かりがついていない。電気が来ていない。

 道の渋滞がすごい。ラゴスの人口は1500万人とも言われ、すごい過密状態だ。人々が仕事を求めて都会にやってくる。しかし都市のインフラがそれに追いついていない。道の広さは2車線分あるのだが、時々穴が開いている。車線にラインがないから、我先にとすいた所に車が突っ込んでくる。もっとちゃんと整備してあればこんな渋滞にはならないはずだが、そうしたインフラの悪さが余計に渋滞を悪化させている。

 車もすごいのがある。30キロか40キロしか出ない、しかもモクモクと煙を噴き上げる車が大手を振って走っている。バスは扉を開けたまま走り、乗り切れない人がその扉につかまりながら半身を車から出している。まるで暴走族のハコ乗りのバス編だ。渋滞中に後続の車が送迎車に追突してきた。運転手が飛び出る。後ろを確認して、大したキズになっていない事がわかると何もなかったように走り出した。きっとこの様な衝突は日常茶飯事なのだろう。

 車はちょっとしたことでクラクションを鳴らす。だからプープー、プープーとてもうるさい。どういう運転マナーなんだろうと全く驚いてしまう。ナイジェリアの運転手は、クラクションを鳴らすのが好きらしい。後から思うと、クラクションを鳴らして自己の存在を知らせなくては、衝突されてしまう危険があるからだろう。

 時々送迎車は閑静な住宅街の様な所を通る。そんな所の入り口には必ず警備員がいる。運転手はこの警備員に幾ばくかのお金を渡して、その道を通してもらう。理由を聞いたら、近道だという。

 渋滞する所は、人通りの多い所で、いつも掘っ立て小屋が沢山あった。多分村か町になっているのだろう。車がのろのろと動いている所では、必ず何か食べ物を持った人が売りにやってくる。夜ではパンを沢山見たが、昼は飲み物が多かった。

 まるで映画でアフリカの悲惨を見ているようだった。私がその現実の中にいるということがウソのように思えた。きっとこれは幻なんだと。日本の戦後のどさくさの時がこんな感じだったのだろうか。しかし、ここまでのカオスはなかったろうと思う。

 私には、このナイジェリアの現実に入っていく勇気がない。そこはマラリアや食中毒の危険があり、貧困と、電気もない前時代的な生活と、無知と、暴力と、犯罪に脅える社会。いや、そんなネガティブな事ばかりではないのだろうけれど、それでも今目の当たりにしている現実、送迎車の窓の外側の世界には、自分から入って行く勇気がない、好奇心もわかない。

 私はラゴスに着いた初日に、工場と工場内のゲストハウスから一歩も外に出ないと決めた。ネスレも工場外への外出は推奨していなかったが、ネスレの工場という守られた世界から、一歩も外へ出たいと思うことはなかった。

 無事ゲストハウスに到着すると、私分のパスタが置いてあった。空港からゲストハウスまで約3時間かかり、夜の9時をまわっていたので、まかないのコックさんはもう帰っていた。自分の部屋には電気があり、冷房が完備されており、バス・トイレもきちんとしていた。もうそれだけで、ここが別天地の様に感じた。

パブでのひととき

シティーのビジネスマンも仕事が終わるとパブでエールを一杯。ヨーロッパ大陸の方は、ラガーが一般的。エールは上面発酵で作るビールで、ラガーは底面発酵で作るビールなんだそうだ。因みにピルスナーというのはラガーの一種で、エールだとペール・エールに似たもの。日本のビールはピルスナータイプに属するそうだ。ビールも奥が深い。

ギルド・ホール

中世の一般市民は職業別の組合に属していた。それがギルド。色々な職種のギルドがあるが、ここはそのギルドの中央組織として建てられ、ギルド統治の中心となった所。1411年建立だそうだ。
ギルドの会員になれたのは親方クラスで、その奉公人達は市民権がなかったそうな。だから市民階級の下には市民権のない労働階級があって、沢山の人がそうだった。労働階級の下には差別された賤民がいて、卑しいとされる職業に就いていた。その代表格が死刑執行吏。当時の階級は上から順に、貴族ー市民ー下僕ー賤民、という構造だった。

2009/08/24

シティにあるイングランド銀行

流石にものものしい建物だ。シティはロンドンの発祥の地だそうで、ここにローマ人がやってきてロンディニウムという城塞都市を築いたのが始まりだそうです。今シティは英国の金融の中心地。昨今の金融破綻で心なしか町も寂しい。

タワー・ブリッジ

世界で最も有名な橋の一つだそうだ。ロンドンに来るまで知らなかった。(汗)
かちどき橋の様に跳ね上げ式だが、よほどの大型船が通らなければ跳ね上がらない。

2009/08/23

ロンドン塔

英国王室の歴史と共に900年、初めは王宮だったそうだが、牢獄、拷問、処刑の場として歴史に名を馳せる。

テムズ川を眺める

タワー・ブリッジという跳ね上げ式の橋からテムズ川を眺める。今はほとんど跳ね上がらないそうだ。先に見える橋がロンドン橋。有名な割には変哲がない。戦艦が係留してあって見学出来る様になっている。この戦艦、第二次大戦で戦ったそうだ。

私と政党とのマッチ度

衆議院選挙の立候補者と同じアンケートに答え、その回答と各政党候補者の平均的回答との近さで、自分と政党とのマッチ度を知ろうというサービスがある。面白そうなので試した。
http://mainichi.jp/select/seiji/eravote/09votematch/etc/

私の結果、立候補者5人以上の政党とのマッチ度

幸福実現党 37%
自民党 43%
みんなの党 49%
公明党 52%
国民新党 53%
民主党 65%
社民党 67%
共産党 68%
新党日本 69%

幸福実現党とはかけ離れていることがわかった。うむむ、私の政治観は幸福実現とはかけ離れているらしい。新党日本とのマッチ度が最高なのはびっくりしたが、何で新党日本と共産党と社民党が僅差なの?

2009/08/22

複国籍容認のために応援したい議員

今回の衆議院選挙のために、過去に複国籍の容認に関連した国籍法関連請願の紹介議員を洗い出し、立候補している議員のリストをつくりました。詳しくは
http://kouenkai.org/ist/
からみられます。ざっと抜粋すると、以下の通り。応援お願いします。

議員名 14回中紹介数 党 選挙区
鳩山 由紀夫 12 民 北海道9区
土肥 隆一 11 民 兵庫3区
佐々木 隆博 7 民 北海道6区
近藤 昭一 12 民 愛知3区
高木 美智代 11 公 比例区東京
山井 和則 11 民 京都6区
仲野 博子 11 民 北海道7区
市村 浩一郎 10 民 兵庫6区
小宮山 洋子 10 民 東京6区
古屋 範子 9 公 比例区南関東
伴野 豊 9 民 愛知8区
寺田 学 8 民 秋田1区
西村 真悟 8 改ク 大阪
細野 豪志 7 民 静岡5区
松木 謙公 7 民 北海道12区
西村 智奈美 7 民 新潟1区
中井 洽 7 民 名古屋1区
柚木 道義 7 民 岡山4区
細川 律夫 6 民 埼玉3区
石関 貴史 6 民 群馬2区
渡辺 周 6 民 静岡6区
高井 美穂 4 民 徳島2区
前原 誠司 4 民 京都2区
藤田 一枝 3 民 福岡3区
黒岩たかひろ 1 民 新潟3区
河野 太郎 1 自民 神奈川15区
神山 洋介 0 民 神奈川17区
荒井 聰 5 民 北海道3区
仙谷 由人 5 民 徳島1区
池坊 保子 5 公 比例区近畿
阿久津 幸彦 3 民 東京24区
横路 孝弘 3 民 北海道1区
保坂 展人 2 社民 東京8区
辻元 清美 1 社民 大阪10区
首藤 信彦 2 民 神奈川7区
小林 千代美 2 民 北海道5区
辻 惠  2 民 大阪17区
阿部 知子 1 社民 神奈川12区
稲見 哲男 1 民 大阪5区
横光 克彦 1 民 大分3区
山花 郁夫 1 民 東京22区
重野 安正 1 社民 大分2区
菅野 哲雄 1 社民 宮城6区
中川 治 1 民 大阪18区
日森 文尋 1 社民 埼玉13区
武山 百合子 1 無 埼玉13区

ナショナルギャラリー

英国の国立美術館。なんと入場無料。気前がいい。しかしそのコレクションはすごい!真面目に見て回ったら1日がかりだ。
なんか、禿頭が写真右下に・・・。実につるつるしている。

ロンドンバスだらけ、再び

市内を走る車の半分以上はロンドンバスではないかと思うほどバスが多い。大量のバス運転手がいるに違いない。すごい雇用創出だ。バスを大量に走らすことで、マイカーの締め出しも狙っているのかも。

2009/08/21

国会議事堂とビッグベン

前を流れるのがテムズ川。ビッグベンと呼ばれる大時計台は写真右端。真ん中にとがっているのは、別の建物でウエスト・ミュンスターの塔

ウエスト・ミュンスター寺院

英国王室御用達の寺院だ。歴代の王が眠っていたりする。そういえば、ダイアナ姫の結婚式以来、なりを潜めている。キリスト教の寺院としては、取り立てて大きいとも言えず、この寺院が注目されるのはひとえに英国王室の後ろ盾による。

ここのところ自転車に乗っているのだが・・・暑いぞいっ

グリーンピースにもめげず、ここのところ自転車に乗っているのだが、暑い!!!
8月下旬ともなると、スイスでは初秋を感じる涼しい日々が続き、木々が徐々に色づき始めるのだが、今年は今までのはっきりしない天気がどこへやらで、好天と高温の日々が続いている。
ベルン界隈は坂道が多く、私の工場への通勤、片道9キロの道のりで標高差が200mくらいある。通勤を自転車に変えるだけで結構な運動になるのだが、午後の自転車は照り返しもあって、ちょっとした坂道を走るだけで汗だくになる。毎日シャワーを浴びている。
昨日、ちょっと温度計をチェックしてみたら、34度を超えていた。4時頃だっだ。日本だって34度を越えたら暑い。つか、世界中30度を越えれば暑いわいな。34度ったら、人の体温に極接近しているし、アスファルトの道路では照り返しで40度を超える。そこを走るのだから、暑さもひとしおだ。
今年はアフリカで汗だくの夏を経験しているだけに、もう秋になってもらってもいいような今日この頃。

2009/08/20

私のスイス、ヨーロッパ(107)

(107)
7月16日、曇り。
 朝の8時40分にロンドンのヒースロー空港に着く。英国への入国は入国カードの記入があったり、他のヨーロッパの国に比べると手間がかかった。入国審査を受けるために結構並ばせられて、待たされた。しかし、自分の審査は至って簡単に済んだ。「何しに来たの?」「観光です」「どのくらいいるの?」「4日です」これだけでOKだった。

 空港からはヒースロー・エクスプレスに乗って市内に入ったが、これがとてつもなく高い料金と知って深く反省。ホテルはあらかじめ市内に予約してあったので、すぐにホテルに入って荷物を預かってもらう。この日はロンドン市内見物で過ごす。ロンドン名物、赤い2階建てバスの1日券を買って、バスを乗り回した。結構安上がりなのだが、バスは渋滞などがあってとても時間がかかった。夜はイギリス名物エールビールを楽しんだ。

 一応名所と呼ばれる所は見て回った。流石大英帝国だけあってスケールがでかい。人々も忙しそうに動いている。ロンドンの人々は赤信号でも車が来なければ平気で道路を渡る。バッキンガム宮殿の衛兵交代式には世界中から沢山の観光客が集まっていた。あれは観光客を呼ぶ経済効果があるんだと確認する。観光立国を目指すなら、日本の御所でも警官交代式をやったらどうだろう、などと思う。ただ、建物自体はどこのヨーロッパの都市でも同じような気がした。そろそろヨーロッパの町巡りも飽きて来た様だ。

7月17日、晴れ。
 この日は、ユーラシアへの玄関であるドーヴァー、イギリスで最も美しい村との評判のあるライ村、白亜の断崖が海岸線に続くセブンシスターズをまわった。イギリスの鉄道は全て民営化されていて、切符の種類も色々ある。一番高いのは一般券でラッシュアワーの時間帯に乗り降りする場合に買う。次に高いのがオフ・ピーク券で、ラッシュアワーの時間帯以外に使える。一番安いのが夕方過ぎで列車を指定する等の割引券。その他にも往復で割引になる券とか色々あって、列車に乗る前には事前に計画を立てて、窓口で前売りの割引券を買うか、インターネットで買うと安上がりになる。

 ドーヴァーはフランスにもっとも近い港町で、ドーヴァー海峡を挟んで向こう側がフランス、ユーラシア大陸だ。ここは交通と防衛の要衝だ。侵略者にとって、ここを破ることがイギリス侵略の関門となる。よって、ドーヴァーには堅牢な城が築かれた。今ではドーヴァー城は観光名所になっている。フランスに一番近いといっても、対岸のフランスを見ることは出来なかった。

 ライは小さな村だけれども、木組みの家々が立ち並び、さながら中世に戻った気分にさせてくれる。イギリスの古き良き田舎を知るには絶好の所と思えた。

 セブンシスターズは直角に切り立った白亜の断崖が続く、まさに絶景のスポット。この白亜は白墨の原料にもなるとのことで、色の白さが素晴らしい。断崖の上には緑の牧草、そして青い海岸線。青、白、緑のおりなすパステルカラーの風景は、イギリスにもこんな鮮やかな景色の所があるんだと驚かせてくれた。

 帰りの電車が何やら事故で遅れ、途中で運転を取りやめた。ダイヤが乱れに乱れ、ホームに表示される行き先と実際の電車の行き先が違っていたりして、しっちゃかめっちゃかだった。イギリスの鉄道もいまいちという印象を得た。今晩はビールとイギリス名物、フィッシュ・アンド・チップス。

7月18日、曇り、時々雨。
 この日はロンドンの交通網で使える、プリペイ式のオイスターカードを買って使った。日本のスイカみたいなものと思う(日本のスイカを使ったことがない)。駅で切符を買うより、オイスターカードで乗った方が料金が全然安い。時には値段が3分の1くらいになる。

 まずはグリニッジに行く。ここには子午線があって、地球の西半球と東半球を跨ぐことが出来る。ということで、西半球と東半球を跨ぐ。みんな跨いで喜んでいる。何の意味があるのか?自分でもわからない。が、なんか有り難く感じるのが不思議だ。グリニッジのオープン市場で日本食が売られていた。鮭の照り焼き丼を買って食べる。何かが違っていた。このグリニッジ、綴りはGreenwichなのだが、どうして日本ではグリニッジなのだろう?

 午後は市内に戻って大英博物館を見学した。この博物館、無料というのが素晴らしい。世界中の文化財が展示されているそうで、特にエジプト遺跡の蒐集品が素晴らしいということなのだが、要するに人の国のものを持ち出している訳で、エジプト人が見たら複雑な気持ちだろうな、と思った。ギリシャ遺跡のものはギリシャと返還要求でもめているとか、さもありなんだ。

バッキンガムの衛兵

ぴくりともしない。訓練されているのでしょう。右肩の小銃が重そうだ。この仕事、肩こりが職業病かも知れない。

そして宮殿で交代が行われ

交代した衛兵達は、また行進しながら宮殿外へ去っていきます。

2009/08/18

【手打ちそば、手打ちうどんのしらかわ、閉店に伴う最終販売のお知らせ】

手打ちそば、手打ちうどんを販売してきました「しらかわ」は諸般の事情により8月末で閉店することになりました。つきましては最後のセールをしたいと思います。10月に帰国を予定しておりますので、残念ですが9月以降、商品販売、ケータリング・サービス等は出来なくなります。

スイスにお住まいの方が対象となりますが、これが最後となりますので、どうぞご利用の程をお願いいたします。

http://umai.ch

からオーダーフォームに入れます。

今回の販売は8月28日から30日にかけて、地域別に配送致します。送料は3フラン。50フラン以上お買い上げの場合無料です。配送日は追ってご連絡いたします。配送範囲は原則スイス国内ですが、スイス国境に近いドイツ、フランスについては考慮しますので、お問い合わせください。
(今回は自分が配達に動く予定でいます)

突然のようですが、実は今年4月には借りていた作業所をキャンセルする通知を出していました。私の契約では6ヶ月前に通知する事になっていました。世界不況の折、ここ数年は今のやり方では持たないことが目に見えてました。引き続きレストランの出店を模索していましたが、場所があっても資金不足の上、今のご時世では銀行からの借入も無理でした。景況が好転しないと出店も難しい状況です。

今後の展開はまだ未定な部分が多く、出たとこ勝負になります。いくつかの候補は挙がってます。しかし諸般の事情から10月日本に帰国し、暫く桐生にある母の店を手伝う予定でいます。いつ帰国し、どのくらいの間手伝うのかも未定ですが、この間日本の皆様にお会いできるのを楽しみにしています。
http://motutei.umai.ch/

9月は2週間、ローザンヌでうどん・そばを提供する予定ですので、詳細が煮詰まり次第ご案内致します。

ハチと衝突する

昨日長男を連れて、5時間ばかりサイクリングをした。グッギスベルグという標高1120mの山間の村が目的地。ベルナーアルプスやジュラ山脈が眺望できるなかなか素晴らしいコースだった。行きの半分は登りが主体で、帰りは下りが主体。
下りでスピードを出していると、突然虫がやってきて、顔面に激突してきた。スピードが出ているからよけきれなかった。眉間近くの鼻の左横に当たった。比較的大きな虫だったので衝突だけでも痛かったのに、更に刺された様な激痛が走った。
あまりに痛くて走れなくなって、止まる。息子に見てもらったら、棘が刺さっているという。手探りでそれを抜いてみると、ハチと思われる毒針だった。衝突時に刺したらしい。すごい早業だ。あるいはたまたま刺さっちゃったのかも知れない。
衝突相手はもう生きていないだろうが、まったく腹立たしいやつだ。まぁ、相手にしてみれば気持ちよく飛んでいただけかも知れないけれど。道なんて存在は虫には関係ないものね。
刺された場所が悪く、前頭葉に頭痛が走る。目も痛くてあけられない。サイクリング中にハチと衝突したのも初めてだが、顔面に刺されたのも初めて。暫くそこで休み、何とか走り出したが、風が当たると痛くてスピードが出なかった。
刺された場所は、昨日まで何でもなかったのに、今日になって左鼻から頬にかけて赤く腫れ始めて来た。目頭がかゆくて、涙が出てくる。
まぁ、当り、なので、何か縁起のいい兆候だろうと前向きに考えよう。

2009/08/17

衛兵の交代式

まずは宮殿外から衛兵の皆様が入場なされます。

バッキンガム宮殿

言わずと知れた大英帝国のパレスだ。ここに尊き女王様がおわしあそばされておられるわけでございまする

2009/08/15

ピカデリー・サーカスのキューピット像

恋を射止めるキューピットのほとりなのに、カップルがいなくて寂しい。

びっくりしたこと

たまたまカテドラルとバジリカの違いを調べていたら、東京カテドラルに辿り着いた。で、その教会の信徒総代の名前が出ていた。なんと麻生太郎だ。麻生氏がクリスチャンだと言うことは知っていたが、まさか東京カテドラルのある関口教会に籍があり、信徒総代の名誉職にいるとは思ってもみなかった。

私の知る所によれば、教会には信徒会があって、信徒同士の交流を深めたり、教会や司祭の助けをしたりする。これは教会という組織とは別の信者による自主的な組織という扱いになっている。信徒会には会長を始め役員がいるが、総代と称する役職は初めて見た。恐らくは彼が首相になったということで、名誉職が進呈されたのだろう。

それにしても、麻生氏が信徒総代とはびっくりだ。進呈する方もする方だが、受ける方も受ける方だ。政教分離とかの精神はどうなっちゃうんでしょう。それにあの、漢字の読めない失言総理大臣が、我々カトリック信者の総代ですか?びっくりした上にショックを覚える。まぁ、それ以前に日本の代表でもあるわけだけど・・・。実は東京カテドラルの関口教会で私は洗礼を受けている。その後台東区の上野教会に移ったが、関口教会は洗礼を受けた場所として私にとって深い関わりがある。

私は麻生首相不支持派。自民党にも応援する議員はいるが、今回は政権交代があった方がいいと思っている。お世話になった教会の信徒総代には申し訳ないと思うが。まぁ、一度もお目にかかったこともないし、関口教会は2000名以上の信徒を抱える大きな教会だし、それに政教分離の世の中だから、よしとしてもらおう。

カトリックというのは宗教法人的に見ると複雑怪奇。日本のカトリックは16の教区に分かれているが、それぞれが宗教法人になっている。その上に中央協議会というのがあって、それぞれの教区の長、すなわち司教が集まって日本のカトリックの舵を取る役割を担っている。宗教法人的には合計17ものカトリック系法人があることになる。ある程度の判断はばらばらにそれぞれの法人が下すが、重要なことは日本では決められず法王庁の判断を仰ぐことになる。結局バチカン本社の下に17の地域別子会社(1社は管理専門会社)があるといった感じ。本社が遠いローマにあるから、動きは遅い。

まぁ、もともと保守系宗教団体だから、動きが遅くていいのだろうが・・・。

2009/08/14

グリーンピース、むかつきました

今日自転車で買い物に出かけたら、グリーンピースの勧誘員に会った。私は環境保護の為に自転車に乗っているのではなく、単に自分の健康と趣味のために乗っている。すると、グリーンピースの勧誘員がやって来て、話しかけられた。

G「グリーンピース知ってますか?」
私「はい」
G「会員になっていますか?」
私「いいえ、私には興味がありません。」
G「あなたは日本人ですか?」
私「はい」
G「日本人は沢山の鯨を殺すからグリーンピースに興味がないんじゃないですか。」
私「ノーコメントです」

と、こんな会話となりました。

正直むかつきました。

私はグリーンピースに対して反感を持ってはいなかったが、会員になることには興味がない。また私は日本人だけれども、鯨を殺しているわけではない。だいいち、私が会員になる興味と、鯨を殺すことと、一体どんな脈絡があるのだ?

まるで、日本人は鯨を殺しているから悪い、お前も日本人だから悪い、よってお前は悪いからグリンピースに興味がない、みたいな思考の延長線上だ。こんな勧誘をするというのは、まるで新興宗教のオバカ信者と同類項じゃないか。こんな奴に話す気も起きないが、こうしたオバカ信者が持つ正義感には心底辟易する。

グリーンピースはもっとまともな団体かと思ったが、これで完璧失望した。グリーンピースは私にとって会員となるまでは興味のない団体だったが、新興宗教と同類の要注意団体のレベルまで下がった。

今日はむかついたので、こんなブログを読んで、妙に共感する。
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/b889ea2c7fa9dbc452c9c06a9720c5e5

ピカデリー・サーカス

高級ショッピング街を束ねる地域なのだが、サーカスは見かけない。因みにサーカスには円形広場という意味もあるとの事。どうりでサーカスのテントは皆丸い。

ロンドンバスの二階から

そこからよく見えるのも、赤い二階建てのロンドンバス。ひときわ目立っている。ロンドンバスの走る所、ロンドンバスだらけ。

2009/08/13

ブログへのコメントについて(お問い合わせ多数のため)

私へのブログにコメントできないという方が複数いらっしゃいましたので、設定変更しました。OpenIDだけでなく、名前や匿名でコメントを受け付ける様にしました。匿名を許可しますと変な書き込みが生じる可能性もありますが、しばらくこれでやってみます。私にとって不都合と思われるコメントは予告なく削除しますので、コメントを書かれる際はご了承ください。

ただし、スパム防止のために、「コメントを投稿」をクリックすると一度プレビュー画面が現れます。ここで、グラフィックで表示されているキーワードをイメージの下の入力欄に入力します。そして再度「コメントを投稿」をクリックします。

これで投稿できます。

http://norisann.blogspot.com/2009/08/blog-post.html?showComment=1250088833500#c8147146012322486816

は、これで投稿したものです。プロフィールの選択は「名前/URL]を選択し、「のり@Loveだっちゃ」を入力しています。

2009/08/03

ナイジェリアから戻る

色々と考えされられたナイジェリア行きだった。アフリカの貧困を目の当たりにした。おいおいそれをまとめてみたい。

子供たちは今夏休みで、キャンプに行っている。夏場は日本人観光客向けの弁当でいつも忙しかったのだが、不況と豚インフルエンザの影響で仕事がない。救いはナイジェリアの仕事のおかげで8月分の収入はなんとか確保出来たことだ。ということでこの暇を利用してポーランドのアウシュビッツ絶滅収容所を見てこようと思っている。よってまた数日留守になる。

写真はラゴス郊外の町にあったレストラン。掘っ立て小屋にレストランの看板があってびっくりしたが、道筋に並ぶ家々はみんな掘っ立て小屋の様なものだった。夜にそこを通る事があったが、電気はなく皆ランタンやロウソクに火を灯していた。一般市民に電気が来るのは3日間で12時間程度だそうだ。