2010/11/30

スイス、外国人追放を強化・・・住みにくくなるにゃぁ

正確には外国人犯罪者を一律自動的に国外追放しようというもの。「罪、( 特に殺人、性犯罪、麻薬及び人身売買、強盗など ) を犯した外国人、または社会保障 を悪用した外国人の滞在許可書を、すべて自動的に取り上げる」ことになる。
http://www.swissinfo.ch/jpn/detail/content.html?cid=28876590

スイス人口に占める外国人の割合は約22%。それでも増加傾向にあるという。スイス全土の刑務所には6084人の囚人がいて、そのうち70.2%にあたる4272人が外国人だそうだ。

こうした背景があって、スイスの極右政党SVPが法律改正の為の国民投票(イニシアチブ)に持ち込んだ。そして投票の結果、これが承認された。
http://www.swissinfo.ch/jpn/detail/content.html?cid=28901270

スイスの治安悪化は、旧ユーゴからの難民によって引き起こされているとか、益々増加する東欧からの移民が犯罪増加を生んでいるという批判があって、こういう人達がターゲットになった。しかし、法律は一律に外国人の排斥を生む。

スイスはEUとの労働協定があって、恐らくEU市民はその協定の範囲内で優遇されるだろう。結局、この国民投票によって排斥の度合いを強めるのは、EU域外出身の外国人となる。

もう十年ほど、外国人の人権に注意を払っているれど、エスカレートする外国人排斥の動きによって、治安が良くなっていくかというと、そうはならない。締め付ければ締め付ける程、その集団は自己防衛のため結束し、強固になっていく。

ただ、スイスの今回の国民投票の場合、日本と比較すると、まだ温和なものとなっているのも事実。日本の場合は、1年以上の懲役となる外国人犯罪者は一律国外追放だから。

この世界不況の中、経済的に安定しているスイスに来たい、という外国人はますます増加していくだろう。そこに門を閉じようとする気持ちは理解できなくもない。金持ちの外国人は歓迎、しかし貧乏人や、無知、犯罪者はいらない。

スイスは金持ちの外国人や能力のある優秀な外国人を結構集めているけれど、職を求めてやってくる移住労働者は、通常資本など持っていない。あるのは体だけ。学歴やコネがあるなら別だし、配偶者にスイス人がいたら、もうそれだけで外国人の中でも特別な存在だ。外国人グループの中の上層階級とでも言えそう。もっとも、優秀な外国人がスイス社会で影響力を強めたりすれば、それも軋轢を呼ぶ。ドイツからの移住者への反感なども、そんな要素が見え隠れする。

私も、自覚はないけれど、スイスでは恵まれた外国人の一人だろう。それでも、こうした排斥の動きはあまり歓迎できない。スイスの町を歩く私は、一見中国人っぽい、異邦人だ。異邦人に向けられる一律の視線は暖かいものではない。結局、社会問題を弱い立場の外国人のせいになすりつけているだけで、その究極にはナチズムが見え隠れする。気分的な要素が強いけれど、スイスも住みにくくなる、そんな気がする。(家族で外国人なのは私だけだが・・・)

スイス国籍を取得すると、考えが少し変わるかも知れない。スイス社会に馴染まない外国人を批判し、SVPを支持するスイス帰化者も多いと聞く。スイス国籍を取得したのに、出身国による差別を受ける、だから問題を起こす外国人(同邦)には来てもらいたくない。そんな心情があるようだ。

確かに、日本の暴力団関係者がスイスにマネーロンダリングにやって来た、なんてニュースがあれば、眉を顰めてしまう。

(注意)自分の意思でスイス国籍を取得すると、日本の法律により日本国籍を自動的に喪失します。(国籍法第11条)

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I have posted the question to Blogger's help forum. I hope I can get some good answers or solutions. I think this is a bug. I hope it will be fixed as soon as possible.

2010/11/29

バーゼル、クリスマスマーケット、寒さが雰囲気を出してはいるのだが・・・

なかなか辛いものがある。
この時期だけの美しさもあるのだけれど、一回行けばもう十分かも。苦笑

2010/11/28

フランスに行ってボジョ・ヴィラ・ヌーヴォーを買う、1本600円くらいだった

ボジョレー・ビラージュのヌーヴォーは何故かスイスに売っていない。スイス人はボジョレー・ヌーヴォーにほとんど関心がない。一応、ヌーヴォーは売っているのだけれど、しゃぶしゃぶの安いものだけ。フランスワインの値段は、フランスに行ってもスイスとあまり変わらない。だから、フランスワインも近くの酒屋で買うのだけれど、ボジョ・ヴィラ・ヌーヴォーは売っていないから、フランスに行かなければならない。

そこで、バーゼルの隣町のサン・ルイに行ってヌーヴォーを買った。意外に高く、1本600円くらいした。といっても、日本で買うよりは安いと思う。今晩は友達と一緒にこの2本を開ける。

真ん中の青いカップは、バーゼルのクリスマスマーケットで飲む、グリューワイン用のカップ。グリューワインを頼むと、この有料カップも買わされる。しかし、飲んだ後返却するとカップ代が返ってくる。私はお土産に持って帰った。グリューワインとは、冬場に飲む熱いワインの事で、ワインにオレンジやシナモンなどが入っている。

電車の中で写真を撮ったのだけれど、ドイツ国鉄の車両だった。ドイツ国鉄の車両には6人がけのコンパートメントがあって、この時は一人占め状態だった。

2010/11/27

噴水も凍る・・・

今日も朝5時には目が覚めてしまった・・・・。
外はマイナス10度近い。でも、今日は出かけなければ・・・・・。ううううううう
4日間、ワイン飲んでいない。ワイン好きだけど、アルコール依存症ではない。でも、今日は飲んじゃおうかな。多分、それで治る。笑

2010/11/26

世界最長、新ゴッタルドトンネル貫通を知る



スイスインフォで知りました。青函トンネルを抜いて、世界一となる全長57キロメートルの「ゴッタルド基底トンネル」が11年の歳月を費やしようやく貫通。その貫通の世紀の一瞬です。流石キリスト教の国、聖水がかけられ、ヨーデルの歌声が鳴り響き、轟音と共に掘削機のヘッドが現れる。すごい演出ですが、みんなヘルメットを被っているのがご愛敬。

今年のクリスマスツリーはどでかいっ!

天然ものにしました。笑。
もうホワイトクリスマス態勢、万全です。爆

・・・・・・もう真冬だ。涙

昨晩、どかっと降りました。夜が明けて勢いは収まったものの、引き続き
粉雪が舞っています。空はどんよりとした灰色。もうこんな日が4日続いて
います。今日の予報では最低気温がマイナス13度。うちは高台にあるので、
多分マイナス15度以下でしょう。現在の気温氷点下3度。多分今日は気温が
上がらず、午後からはどんどん下がっていく、日本語で言う、真冬日と
なるでしょう。・・・・・もう真冬・・・・・。

2010/11/25

2010/11/24

秋の光、そんな言葉が思い浮かぶ写真2

もうすぐ白い妖精が空から降りて来る
そんな束の間、光は乱舞する

光の秋、そんな言葉が思い浮かぶ写真

そこには光があふれ、そして光が踊り、歓んでいた。
秋の妖精が大勢で、山のカンバスに光を注いでいた。

我が家の眺望はなかなかのもの。ベルン市街を一望できる。

ベルン市郊外の丘の上に住んでいるため、リビングルームからベルン市街を一望できる。これが我が家のまぁまぁいい所かな。連邦議事堂や、ベルン大聖堂の尖塔がよく見える。

スイスに戻ったら、早速雪の洗礼。さぶーーーーっ

自宅のアパートから眺めるグルテン山。雲に覆われて見えないけれど、雪で真白。
もう、外に出る気がしません。といいつつ、買い物があるのでベルン市街へ・・・。泣

2010/11/22

真鶴半島、箱根の山並みと富士

わが町真鶴を一望。箱根の山陵を隔てると富士。

2010/11/18

十国峠からの駿河湾、函南・大瀬崎方面

大瀬崎にはよくダイビングに行きました。学生時代はここら辺が庭だった。

十国峠から見た伊豆半島、富士山

伊豆半島は山並みが続く半島でもあるようだ
そして均整のとれた富士山が望める景勝地でもある。

2010/11/16

男体山、晩秋

写真1:中禅寺湖から見た男体山。山中湖からみた富士山に似ている。
写真2:戦場ヶ原から見た男体山。ずいぶん平たい
写真3:金精峠近くから見た男体山。火口が見える。

男体山は、場所によって色々な姿を見せる。

写真4:カラマツの黄葉。

足尾山地の紅葉 その2 紅や黄の光の舞踏

こんな光の舞踏会は初めて
山にはメロディがある
山の美しさは高きのみにあるのではない
山を聞くとき、山はささやく

2010/11/14

桐生市立南小学校時代の同窓生と飲む

早速写真をアップしました。懐かしいですね。うん十年ぶり再会という仲間ばっか。「俺、覚えてる?」という会話が飛び交ってました。昔の面影ってのは、かわらないもので、意外にああ、あいつだぁ、とわかったりするけれど、全くの町中ですれ違った程度では多分区別がつかないだろう。画像はクリックすると大きくなります。

2010/11/11

足尾山地の紅葉、少し終わり気味だったけどそれが綺麗

今年は色づかず葉を落とす木も多く、ちょっと発色が悪いけれど、それが淡い色合いを出して、枯れた感じのいい景色になっていた。

2010/11/08

中禅寺湖の紅葉、なかなかいけた

1枚目:中禅寺湖の展望台へ向かう道路の紅葉、色鮮やか
2枚目:展望台から、湖に突き出た半島の紅葉、これもなかなか
3枚目:展望台から見る、紅葉の中禅寺湖畔

2010/11/07

中国と中国人

11月7日付の読売のトップに「中国信頼せず87%」とあった。電話での世論調査の結果だそうだ。日中関係を悪いと答える人も90%に上る。過去最悪の結果らしい。これは尖閣の問題がもたらした様だ。この問題が日中関係の障害になると考える人は80%に上っている。

領土問題は国益に関わる問題だから、これの紛争はなかなか解決しない。解決しない問題に拘泥すれば、当然両国の関係は改善せず、お互いの交流も深まらない。国と国との関係は多岐にわたるのだし、こうして冷却化された日中関係の中でも、北京ではフィギュア・スケートの大会で日本人選手が男女とも優勝している。

領土問題だけに注目して、信頼喪失、関係悪化をもたらすのなら、これこそ国益を損なうものとの認識も必要だろう。ただし、これは日本だけでなく、相手国である中国も損なっている。どれだけ、そうした損失が両国にあるのかをメディアは追及してもらいたいものだ。

中国政府は一党独裁であり、人権侵害や言論統制など、様々な問題を抱えている。これは批判されるべきである、というのが自由主義社会からの観点だ。私もその様な観点に立っている。仮に、こうした中国政府に対する信頼の欠如は当然だとしても、中国人という人間個々に対する不信にまで結びつけることは出来ないだろう。

政治による不仲の中で、肩身の狭い思いでいる在日中国人、在中日本人、民間の親善団体は、いわれなき風評による被害者となっている。本来は友好と社会発展の為に一番重要な役割を果たす人々なのに。

中国と中国人。これはいっしょくたに考えず、色々な視点から批判なり、評価なりが必要と思う。

2010/11/06

尖閣ビデオ流出陰謀説

陰謀説は私のでっち上げ。
でも、なんか出来過ぎている気がする。

尖閣ビデオは国民のみんなが見たかったはず。それが中国との関係で政治的に封印された。表向きは公判向けの証拠ビデオとして法的に公表できないことが理由。

野党は全面公開を求め、国民もそれを求めていた。ビデオ公開しない政府は中国に対する弱腰外交と非難される。国民のうっ憤は溜まるばかり。政府への不信を募らせる。国民には、知る権利もないのかと。

こんなタイミングで、そもそも軍事的に機密事項ともいえない、衝突事件の単なる映像が漏えいする。事の本質は、そもそもが機密ではない。ビデオは最初に公表が目的で撮影されたものだ。漏洩の経路の特定は難しいだろう。

この様な漏えいがあると、国の機密保持体制が批判され、例えばアメリカから機密情報が得られなくなるなどの批判も聞いたが、噴飯ものだ。アメリカの、しかも最高度の機密情報がこれでもかというくらい、現在漏えいしていて国際的な問題になっている。本来公表されるべきであり、外交的な理由で公表を制限されていた尖閣ビデオ映像が流出したくらいで、アメリカが批判などするものか。例え批判されたとしても、政府は遺憾の意を表明した上で、これは公表が前提のビデオであったと釈明出来る。

この漏えいの犯人は特定されない可能性が高い。事件は時間と共にうやむやになる。野党は国の管理体制を批判するだろうが、あまり批判し過ぎると、国民はしらけてしまう。何故なら、犯人は国民の知りたい情報を漏えいしてくれた英雄だから。これを理由で補正予算の審議などを拒否したら、それこそ野党が国民の首を絞めているという批判が巻き起こるだろう。

これを見た国民はガス抜きされてしまった。中国への反感は一定程度強まるだろうが、そもそも中国人船長が釈放された時点で、既に反感は決定的に増長されている。中国はならず者の国家という印象は、既に出来上がっているものだ。このビデオは、単なるそれの確認にしか過ぎず、新たな効果は生まれないだろう。

しかも、本来見てはいけないものを見たということで、これを見てもあまり騒げない足枷までついてしまった。全く最高のガス抜きをされた様なものだ。世論は今後、真相を知った上で、中国と冷静に向き合うべきといった方向で醸成されていくだろう。
これは、政府の陰謀ではあるまいか。出来過ぎ。

中禅寺湖の紅葉と白鳥、私は白鳥反対派。

桐生から足尾を通って、中禅寺湖、金精峠、沼田、赤城と経由してまた桐生に戻る紅葉ツアーに行って来ました。その時の写真を紹介します。
写真1:中禅寺湖畔。かなり葉が落ちています。しかし、今年は青いまま枯れて落ちてしまうものも多く、発色がよくないようです。
写真2:湖畔のもみじ。もみじは今が見ごろといった所でした。
写真3:湖畔の白鳥。笑 沢山いますね。あまり白鳥達が湖面に浮かんでいない方が景観としては美しいと言えましょう。