2010/01/30
God Mode
その一つが表題の「God Mode」で、WindowsのVistaや7にはGod Modeというコンピューターの設定を操作できるモードがあるんだそうだ。半信半疑でWebを検索したら、本当にあった。思わず、My god! と呟いてしまった。
よくよく調べてみると、コントロールパネルの便利版みたいなものだが、最近のコントロールパネルは使いにくい、と感じる向きには重宝するかも知れない。
興味のある方はこちらのURLをどうぞ。結構遊べます。笑
なお、XPでは使えません。
http://builder.japan.zdnet.com/news/story/0,3800079086,20406785,00.htm
2010/01/28
2010/01/27
2010/01/26
2010/01/25
サークルジャポンの新年会で
実はローザンヌで手巻き寿司と麺のお店が出来、私はそこの麺の部分の開発に携わっていて、そこで出される麺を新年会でご披露してみたのだ。機械で作るのだけれど、材料のレシピは私のものだから、食感以外の味は私のものとほぼ同じ。
去年のローザンヌ・ホテルパレスでのお客さんの感想から、スイス人は太めのうどんが苦手の様だとの事で、細いうどんを作って提供してみたが、結構好評だった。日本人にも好評だった。何故スイス人が苦手かというと、太い麺は箸でつまみにくく、食べにくいとか。また細い麺の方が、スープの吸いつきが良く、味があると感じるのだそうだ。
今、この麺はローザンヌのホテル・パレスの日本食レストラン、すし膳で食べられる。他に、同じすし膳という名前の寿司のテイクアウトのお店が2件あって、そこでも2月から販売される。また、先に述べた手巻き寿司と麺のお店が出来、合計4件のお店でこれから私の味のうどん、蕎麦が売られるようになる。
手打ちではないところが残念だ。というのは、私は経営者でもなく、開発を雇われただけなので、この麺を作る他の人間に作り方を教えているだけだから。現地の人間に手打ちを教えるのはまだまだ敷居が高い。しかし、共同開発ということで、このレストランのお店が増えると、私にも報酬が来る事になっている。
少し妥協をしているけれど、私の味のおいしいうどん、蕎麦を広く知ってもらう第一歩は踏み出せたと思う。いずれは、本格手打ちのお店もと思うが、まずはこのチェーン展開を成功させたいと思う。そのために、今年はローザンヌでの仕事が増えるだろう。その新しいお店で働く事も考えている。まずは広めなくては、と思う。
新年会での麺のお披露目は成功裏に終わったのだが、風邪をひいてしまった。頭と喉が痛く、鼻がじゅるじゅる、熱っぽい。今日はお休みしている。私のかかりつけの医者は風邪で行っても「風邪を治す薬はないが、症状を緩和する薬を出す事は出来る。必要か?」と決まり切った言葉を吐くのみなので、今の状態では自宅でじっとしているだけで十分と自分診断。
カレル橋
系の陰がつきまとう。橋の背景にプラハ城が美しい。
2010/01/24
2010/01/22
2010/01/20
悲惨な雪崩事故
この事件が悲惨だったのは、7名が死んだということに加えて、ありえない様な2度の雪崩によって被害が拡大したという事。雪崩が発生した場所は雪崩が稀にしか起こらない所で、1度目の雪崩ではたった一人のスキーヤーが巻き込まれたのだそうだ。
この人はヘリコプターなどの出動によって無事救出されたかに見えた。ヘリコプターからは救急の医師が地上に降りて応急処置に従事した。それと同時に近くにいた山スキーヤーが救助に従事していた。
そこに2度目の雪崩が発生し、最初の遭難者、医師、救援者がもろともその雪崩に巻き込まれ死亡してしまった。6人の犠牲者は、一人の遭難者を助けようとして、そして死んでしまったのだ。それも同じ場所に2度の雪崩によってだ。なんという運命のいたずらだろう。
山スキーには雪崩のリスクが付きまとう。スイスの様に年会費制の無料救助ヘリコプター(Rega)まである様な救助体制の整った国ですら、大自然の威力と気まぐれには翻弄されるしかない。山スキーで亡くなる人は毎年十数人に上るそうだ。
それでも、冬山の美しさ、誰もいない雪原を滑降する爽快さに魅せられて、人々は山スキーをする。
因みにスイスで山歩きやスキーをしようとするならば、保険だけはしっかり入っておいた方がいい。救助隊などが出動した場合、その費用は全て個人負担になる。その費用がまた馬鹿高い。大抵ヘリコプターなどが動員されるが、まずそれで二十万からの請求が来る。一回遭難したら、数百万円の出費を覚悟しなければならない。
ある山歩きしていた日本人が、脳内出血で倒れ、そのまま集中治療室行きになり、結局お亡くなりになられ、亡骸となって日本に帰ったそうだ。数百万円の請求書と共に。
救急車はただだと日本人は思っているが、救急車もスイスでは有料だ。実は息子が貧血で倒れて市内の病院に運ばれた時、救急車のお世話になったのだが、あとで八万円の請求がやって来た。我が家はこの様に医療費で貧乏だったりする。
2010/01/19
旧市街広場と聖ミクラーシュ教会(Kostel sv. Mikulase)
チェコではヤン・フスという人が15世紀に宗教改革を指導し、この教会はフス派の教会となっている。
このフスの改革はチェコの民族運動という側面もあって、フスさんはチェコ独立の象徴的な存在ともなっている。ところが、歴史はチェコに冷淡で、フスさんは火あぶりで殺され、後にチェコ人の貴族はハプスブルグとの戦いに敗れみな処刑されてしまった。17世紀から第一次大戦まで、チェコはハプスブルグ、すなわちドイツ系の支配される所となる。
地熱利用と地震
山は高いし、山だらけの国なのに火山はない。よって地震も少ない。しかし、地殻は大変ゆっくりだが動いており、スイスアルプスは引き続き隆起しているのだそうだ。もしかしたら、何十万年後にはスイスアルプスもヒマラヤ並みの高さになるかも知れない。
よく考えてみたら、こんな山国なのに温泉が少ない。やはり火山がないということと無関係ではないだろう。それでも地熱利用には力を入れているそうだ。地中を5キロも掘り進んで行くと、地熱は200度にも達するとの事。ここに水を通せば温水になって戻ってくる。
なんで地熱が発生するかというと、ウランの様な天然の元素が徐々に崩壊する時に発生する熱が溜まるんだそうで。地熱とは何と天然の原子炉なんだそうだ。びっくりした。知らなかった。
地熱利用とは熱を取りだすだけだと思ったら、夏場は冷水で部屋を冷やし、暖まった水を地中に返すという逆利用もしているんだそうで、結構リサイクルになっている。スイスはこの地熱利用の分野で世界のトップを走っているとか。
地熱利用は今後進んで行くらしいけれど、地面を5キロも掘らないといけないとなればご家庭でどうぞという訳にはいかない。また、バーゼルで地熱発電の試験プラントを建設したら、地震が発生し、住民が大騒ぎ。何せめったに地震の起きない国だし。スイスの建築物はお世辞にも地震に強いとはいえない。震度5の地震でもやって来たら、多分壊滅状態だ。
ということで、現在このプラント計画は中断しており、地震との関係を調査中だとか。地面をいじれば、やはり地面からリアクションが来るというのは理にかなっている気がする。
ということはだ、日本ではそこら中で温泉を得るために地中から水を抜き出しているが、これは地震の誘発になってはいないだろうか、と思ったりするのだが、もともと火山だらけで地震の宝庫なんだから、温泉で地震が少し増えた所でどうってことはないのかも知れない。でも、地盤沈下はあるだろうから、遠い将来温泉の取り過ぎで日本沈没。笑
2010/01/18
差別をしていてそれを自覚しない最低の政治家
【平沼赳夫元経済産業相(衆院岡山3区)が岡山市で17日に開かれた後援会パーティーのあいさつで、政府の事業仕分けで注目された民主党の蓮舫参院議員について「言いたくないけれども、もともと日本人じゃない。帰化して国会議員になって事業仕分けでそんなことを言っている」などと発言した。】
平沼氏は記者団に「差別と取ってもらっては困る」などと言っているが、帰化した人間までを「もともと日本人じゃない」などと批判するのは、これは差別であって、他の何物でもない。それを差別と取るなというのがどうかしている。平沼氏はもともと人種差別主義者なのだろう。だから差別するのが当然であって、差別という事に自覚がない。
この人は経済産業相までやった人だ。旧政権の閣僚は人種差別主義者であったということか。もともとこの手の人が多かったのも事実。要らぬ差別的な発言をしては物議を醸していた。
こういう人が政治家では、日本はいつまでたっても鎖国状態で、井の中の蛙。日本の常識は世界の非常識、そういう遅れた状態から抜け出せない。最低である。
このあいだ、GDPがそろそろ中国に抜かれ、日本は世界第三位になるというニュースを見た。そこでこのGDPの順位を見たら、日本のGDPの高さは円高でかさ上げされているようなもので、購買力からみた国民一人当たりのGDPを見ると世界23位だ。購買力平価というらしいが、こちらで計算した方がより庶民感覚に近いという。日本の次についているのが、台湾だった。
要するに日本国民一人の経済力は、ほとんど台湾国民一人の経済力と同じなわけである。蓮舫氏の父は台湾人とのことで、出自としても同じ経済力を持つ国民同士、何ら遜色がないではいか。
日本はアメリカに次ぐ経済大国などと政府は言っていたが、別の見方からすれば中進国とも言える。そういう国に留まらせたのも、旧政権の責任である事を見逃してはいけない。平沼氏は経済産業相だったので、その当事者のトップであったわけだ。そこにこの様な国際感覚のない人間が就いていたのだから、中進国から抜け出せないのも頷ける。
平沼氏に謝罪を求める声もあるそうだが、私は謝罪など要らないから、早く政治家を辞めてほしいと思っている。
ちなみに調べたら、蓮舫氏の母は日本人である。よって彼女には日本国籍が付与されたのであって、法的な意味での帰化には当たらない。
日本人の母から生まれた子に対しても、もともと日本人ではないという、常識のなさにも呆れてしまう。
プラハ、王の道、火薬塔
検察による政治ショーに思う
無論、収支報告書に虚偽記載はいけないし、法律によれば罰則もある。3年以下の禁固または50万円以下の罰金としている。この様な法律違反をしているのだから、違反者は逮捕されて当然という意見もある。
しかし今回の収支報告書の虚偽記載は、最悪でも当時の民主党内の党首選を睨んだ秘書による配慮であって、しかも金額の記載の時期をずらすなどの工作だった。これが行われたのは2004年。民主党が政権を取る5年も前の話だ。
小沢氏は、支払ったお金について「検察当局から問い合わせがあり、隠し立てする金でなかったのではっきりと積み立ててきた個人の資金だと言った。金融機関名と支店名も申し上げた」と言っている。
これについて偽証の疑いがあるとの検察からの見方は今のところない。また、小沢氏自身の贈収賄、ならびに脱税の疑いもない。結局、野党時代の一政治家(の秘書)が行った政治資金の収支報告書の細かな部分の虚偽記載だけが問題となっている。
にも関わらず、当時小沢氏の秘書だった石井衆議院議員は証拠隠滅の恐れありなどの理由で逮捕されてしまった。虚偽記載であれば、物証はもう上がっているのに、何故逮捕までの必要があるだろうか。どう考えても、記載訂正と罰金ですまされる事案だ。
これは検察が仕立てた政治ショーとしか思えない。人気商売の政治家が相手だから、検察権力を利用したこの様なショーは効き目が抜群だ。検察庁はこれに味をしめるだろう。一歩間違えるとこれは検察庁の増長を招きかねず、危険だ。
自営業者ならだれでもわかると思うが、収支報告書に瑕疵のないものなどほとんどありえない。会社の電話で私用電話をかける。これだって厳密には不適切な経費であって、結果的に収支報告書に瑕疵が出る。
いわば、たたこうと思えば誰だって埃が出てくるものなのだ。法は厳密に守らせるものではなくて、社会秩序への影響を加味して柔軟に運用されるべきものだ。今回の逮捕劇は、この本来あるべき運用から逸脱している。
検察は何故このような事をするのだろう。野党勢力から買収でもされているのだろうか。長い自民党政権の中で、こうした旧政権と司法の癒着があっても不思議ではない。
あるいは刑事捜査の全面可視化などを求める民主党に対して、それに反対する検察サイドの組織防衛から来る存在感の誇示なのだろうか。そうだとすれば、小沢氏は格好の材料にされたと言える。なぜなら、故田中角栄の寵児というちょっとダーティなイメージを持つ氏であれば、ちょっとした行き過ぎをやっても、国民からの批判も少ない。
今のメディアの論調がそうであるように、検察側の行き過ぎより、小沢氏のグレーゾーンへの批判を強める方向に世論も向かうだろう。これは検察側のシナリオ通りの展開なのだろう。
今のところ、検察側の行き過ぎを批判する論調は少ない。検察側に対して鈴木宗男氏などが気鋭を上げているが、自身を含めた身内の擁護と受け止められてしまうだろう。
しかし、私はこの様な検察の在り方に疑問を持つ。検察が政治ショーを演出するなど最悪だ。もし今回のショーがうまくいき、これに味をしめたなら、政治家は検察に頭が上がらなくなる。要するにお上の天下が訪れるのだ。
検察などの官僚はそもそも三権分立でその地位が守られている。当然彼らはとても優秀だ。それだけに、支配層としての地位を得やすい。一般市民がこうした官僚支配から逃れる為には、選挙で選んだ政治家の政治主導によるしかない。アメリカの様に政権が変わるとがらっと官僚が変わればいいのだが、日本はそういうシステムになく、官僚の支配が行われやすい。無能な政治家が出れば、これは官僚の思うつぼだ。
日本の官僚組織は、自身の組織防衛のためなら、最もその能力を発揮するのだそうだ。民主党政権が政治主導を打ち出すなら、官僚組織は、その最強の組織防衛力を発揮してくるだろう。検察の今の行き過ぎも実はそんな所なのかも知れない。
しかし、検察国家など頂けない。これではまるで監視国家だ。検察庁は唯一国民を起訴し、刑事責任を問う事の出来る組織だ。それだけの権力が与えられている所なのだから、国民はもっと検察庁を厳しく監視していかなければならない。検察国家などとなれば、冤罪も増えていくだろう。罪のない人を罪に陥れているのは、検察庁であることを忘れてはならない。
法治国家において、人を罰することも必要ではあるが、罰するだけでは社会は良くならない。教育刑という思想がそもそもそうした背景から生まれたものだ。検察の仕事は、政治ショーを演出するのではなく、よりよい社会の為に、人をそして社会を矯正していく、そのための最善の手段を取って行く事である。
2010/01/17
2010/01/12
2010/01/11
チェコに入る
あとで知ったが、私の情報は古く、高速道路は今や130キロの制限速度でかつ有料。高速を走る場合は高速道路のステッカーを買ってフロントガラスにつけなければならないとのこと。でも、国境にはそんな看板もなく、あらゆる高速の入り口にもなかった。外国から短期で入る車は
実質無料と見た(無論検問があれば罰金を取られるだろうが)。恐らくEU加盟の後、交通規則が変わったのだろう、交通規則は変更になることもあるので、中欧に行く際は事前にWeb等でチェックが必要だ。
2010/01/10
アウシュビッツの入場門
私たちは永遠にアウシュビッツを忘れてはならず、アウシュビッツのもたらした意味を問い続けなければならない。
政治家は平和を口にしつつ戦争を行う。平和のためだと。しかし、ここには戦争がもたらす現実が残酷なまでに止められているのだ。
平和主義がナチスを野放しにしたとの批判もあるが、それよりも戦争主義とその応酬が悲惨なまでの現実を生むことを忘れてはなるまい。
戦えば、今のアメリカのように、世界一豊かな国でさえ疲弊し、国民が死に、嘆き悲しむ人が出る。豊かさを守る為の戦いであったはずが、結局は貧困と破壊と惨劇だけをもたらすのだ。
2010/01/09
アウシュビッツ絶滅収容所記念碑 碑文
For ever let this place be a cry of despair and a warning to humanity, where the Nazis murdered about one and a half million men, women, and children, mainly Jews from various countries of Europe.
Auschwitz-Birkenau
1940-1945
【高川訳】
ナチスが約百五十万人の、主にヨーロッパの様々な国々出身のユダヤ人の、男、女、子供たちを殺した地として、永遠にこの場所を絶望の嘆きと人間性の警鐘として止める。
アウシュビッツービルケナウ
1940-1945
2010/01/05
木製の収容棟
ったかも知れない。食事もろくになく強制労働させられ、骨と皮になって、挙げ句に餓死や病死、あるいは処刑では、そちらの方が酷い。
ビルケナウ第二収容所
新年に思う事
ちょっと、遅いごあいさつです。
お正月は鹿教湯温泉で親と過ごしていました。充電はばっちりですが、多少充電しすぎてしまった様に思います。
長野のおいしいといわれる蕎麦を食べ歩いたのですが、いまいち自分の求めているものと違いを感じました。こればかりは好みの違いもあるので何とも言えませんね。
昨年はようやく惑わずの境地に達したと書きましたが、かといってうかつに動く事のないように、一歩一歩自分の足元を見つめながら歩んで行きたいと思います。
今年の年末も感謝の念で迎えられる事を願って。