残ったものといえば
あなたの手紙
氷で書かれた文字
この世界は凍えている
青い唇を震わせている
それが定めと言いたげに
人は皆、コートの襟を立てて
身を縮ませて家路を急ぐ
小石が道端に蹴り捨てられて
そんなものは誰も見向きもしない
家々からかすかな煙が上がる
息絶え絶えに
誰もが助けを求めているのに
押し潰された空気が
蒼く蒼く帳を落として行くんだ
眠ってしまえと脅している
明日も同じ
その明日も同じなのに
決して融けないあなたの手紙
決して忘れられない心の果て
エヴィアンの街中にカジノというスーパーがあって、結構でかい。エヴィアンには本物のカジノもあるのだけれど、同じ経営なのかも知れない。
フランスの方が食品の値段が安い。肉類などは極端に言うと、まるで半値。フランスだけあって、フランスワインの品ぞろえは豊富、しかも安い。スイスではなかなか手に入らないフランスワイン、例えばサヴォアなども色々と入手できる。値段でいえば、ジュヴレー・シャンベルタンが日本円にすれば2千円くらいで買える。ワインを仕入れにエヴィアンに行くというのも手だ。
ローザンヌからエヴィアンまでの交通の便は船。往復で17フラン(半額券購入者)かかる。大きなバックを持って、一週間分くらいの食品の買い出しに行くつもりなら、十分もとが取れそうだ。実際、船には買い出しらしき人がたくさん乗っていた。
フランスも今日は寒かった。夕方エヴィアンは氷点下8度だった。ローザンヌの湖畔にある噴水は見事に凍っていた。因みにローザンヌは今夜氷点下12度まで下がっている。しかも風があるので、体感温度は氷点下20度くらいだとのこと。うぇ。
普通の街中で経験する温度としては、今回の氷点下24度が、おそらく一番低い。ファドゥーツの一番低いところでは、氷点下27度まで下がったそうだ。
家のあるベルン郊外でも、毎年行って氷点下15度くらいだった。しかし、今回の寒波はベルン市街の最低気温が氷点下18度だったから、ベルン郊外のシュリーエルンではおそらく氷点下20度以下になったろうと思う。