2010/01/25

サークルジャポンの新年会で

ローザンヌを中心に活動している日本とスイスの親睦団体「サークル・ジャポン」の新年会でうどんを出した。毎年やっていて、いつもは手打ちの麺を出していたのだが、今年は機械打ちの麺を出した。

実はローザンヌで手巻き寿司と麺のお店が出来、私はそこの麺の部分の開発に携わっていて、そこで出される麺を新年会でご披露してみたのだ。機械で作るのだけれど、材料のレシピは私のものだから、食感以外の味は私のものとほぼ同じ。

去年のローザンヌ・ホテルパレスでのお客さんの感想から、スイス人は太めのうどんが苦手の様だとの事で、細いうどんを作って提供してみたが、結構好評だった。日本人にも好評だった。何故スイス人が苦手かというと、太い麺は箸でつまみにくく、食べにくいとか。また細い麺の方が、スープの吸いつきが良く、味があると感じるのだそうだ。

今、この麺はローザンヌのホテル・パレスの日本食レストラン、すし膳で食べられる。他に、同じすし膳という名前の寿司のテイクアウトのお店が2件あって、そこでも2月から販売される。また、先に述べた手巻き寿司と麺のお店が出来、合計4件のお店でこれから私の味のうどん、蕎麦が売られるようになる。

手打ちではないところが残念だ。というのは、私は経営者でもなく、開発を雇われただけなので、この麺を作る他の人間に作り方を教えているだけだから。現地の人間に手打ちを教えるのはまだまだ敷居が高い。しかし、共同開発ということで、このレストランのお店が増えると、私にも報酬が来る事になっている。

少し妥協をしているけれど、私の味のおいしいうどん、蕎麦を広く知ってもらう第一歩は踏み出せたと思う。いずれは、本格手打ちのお店もと思うが、まずはこのチェーン展開を成功させたいと思う。そのために、今年はローザンヌでの仕事が増えるだろう。その新しいお店で働く事も考えている。まずは広めなくては、と思う。

新年会での麺のお披露目は成功裏に終わったのだが、風邪をひいてしまった。頭と喉が痛く、鼻がじゅるじゅる、熱っぽい。今日はお休みしている。私のかかりつけの医者は風邪で行っても「風邪を治す薬はないが、症状を緩和する薬を出す事は出来る。必要か?」と決まり切った言葉を吐くのみなので、今の状態では自宅でじっとしているだけで十分と自分診断。

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