この日は木祖を通り、木曽漆器を見て、伊那で手打ち蕎麦を食べ、真鶴に向かった。伊那で食べた手打ち蕎麦は流石に新蕎麦前なので香りが落ちていたけれど、久しぶりにまともな蕎麦を食べたという充実感を与えてくれるものだった。
木祖の村名は、木曽郡を縦断する木曽川の源流の地であることから、木曽の祖という意味を込めて名付けられたそうだ。しかし、川の源流だから、この地域の祖であるかは、結構議論の余地があるように思う。
朝方は天気が良かったので帰路の矢先、いがやレクリエーションセンターに寄ってみる事にした。ここからの乗鞍岳の眺望は抜群だったから。私たちが到着すると、それを待っていたかのように雲が切れて、乗鞍岳の雄姿が現れた。これはラッキーだった。
伊那からはひたすら中央道を走る。大月から河口湖に向かい、山中湖、篭坂トンネルと通り、御殿場に出た。もう10年くらい通っていないコースだ。以前大月から河口湖は対面交通だったのだが、片側2車線に拡張されていたし、自動車道が御殿場の手前まで延びていたのも知らなかった。まるで浦島太郎だ。
今日はほとんどがドライブのコースとなった。折角富士山の麓を通ったというのに、肝心の富士山は雲に覆われていて拝む事が出来なかった。残念だ。三島に美味しい鰻屋があるというので、そこで夕食にする事にした。静岡は鰻の本場。老舗であるという三島の店の鰻は柔らかくて美味しかった。
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