スイスでは中産階級が崩壊を始め、貧富の差が激しくなって来ている。今年に入って、この様なニュースが多くなった。日々の生活に苦しむ人が増える一方、金持ちの年収は増加しているのだそうだ。スイスの金持ちは、1週間で中産階級の1年分の収入を稼ぐ。
追い詰められるスイスの中産階級http://www.swissinfo.ch/jpn/detail/index.html?cid=8857822 スイスでも所得格差が広がっており、スイスの中産階級の約4割が、月の終わりに1銭も残らないかすかすの生活をしている。スイスの中産階級はスイス人口の6割を占めるそうで、スイス人口比として、6割の4割を単純に計算すると2割4分。スイス人口の24%の人が月の終わりに1銭も残らない。 2006年のスイスの所得別の人口集計が表になっている。
http://hanz1234.blog85.fc2.com/blog-entry-151.html
で、公開されているスイス政府の集計表をお借りした。 2006年での、年収2万フラン以下の低所得層は20万世帯以下。人口比で約6%となる。確かに貧困層は少ない。しかし、現在スイスでは貧富の差が広がっている。リーマンショック以降、スイス経済も打撃を受けているので、低所得層も増えているのは確実だ。 表では、スイスの所得層はいきなり中産階級から始まり、だらだらと富裕層が続く様な曲線になっているが、その中産階級が貧困層に突入しつつある、そんな推移なのだろう。 スイスの貧困層を含めると、スイス人の3人に1人は、苦しい生活を送っている、と言えそうだ。 うちも、この苦しい生活を送っている家庭の一つです。貯蓄出来ないもん。涙
貯蓄できなくても社会保障でなんとなるからいいね、そっちは。
ReplyDelete同じ貯蓄ゼロでも日本のそれとはちょっとちがうきがします。
年金だってそっちのほうが数段マシ。
お慰みありがとうございます。
ReplyDelete夕食にワインまで飲んでいて、貯蓄ゼロがどうしたんじゃい、という批判も遠くから聞こえて来そうで・・・。汗
年金は日本にだいぶ注ぎこみました。もう受給資格が出来たはずですが、これは期待してはいけないんでしたっけね。泣
玉キングです。
ReplyDeleteなるほど。スイスもそうなのですか・・・
なんか、いつまでもあると思うな社会保障、と政府が逃げの手を打っている気がしなくもないんですけどね。一方で広がる貧富の差には、かなり政府批判が起きているみたいです。
ReplyDelete生活に苦しむ人々は仕事を奪われる危惧から、もうこれ以上外国人を入れるな、みたいな雰囲気になっています。スイスの右派政党「国民党(SVP)」は、こうした雰囲気をうまく使って、外国人排斥で勢力を伸ばしています。
永住者にも指紋押捺を義務付けろだとか言っていますので、私にとってSVPはあまりいい政党ではありません。
ただ、スイス人の外国人嫌いは伝統というか・・・。何せ、何回も戦争を重ねて神聖ローマ帝国(今のドイツ)から独立したという経緯があって、ドイツ人嫌いが多い。勢い、外国人は出ていけ、になっちゃいます。その割には、スイスに住む外国人の一番の割合がドイツ人です。親近憎悪ですかね。日本にもあったな、この様な親近憎悪関係。
EU加盟なんか、折角独立を勝ち取ったのに、何でまた神聖ローマ帝国に戻るのか?みたいな雰囲気で捉えてますね。
玉キングです。
ReplyDeleteすごく面白い内容をありがとうございました!
なるほど、スイスにも外国人排斥の動きがあるのですか・・・
まあ近親憎悪の感情はどこでにもあるでしょうね。
EU加盟もそうか、独立に確かに反する行為なのかも。。ww