2010/07/31

グランヴォー2

夕暮れは、ちょっと寂しいララバイ

2010/07/30

今日は誕生日だった・・・グランヴォー

写真のコメントは、「家々は蒼い帳に包まれて、グランヴォー」

今日は7月30日。私の誕生日でした。何事もない日でもありました。笑
バーバラがいち早く電話してくれて、お、うれしいじゃないか、と思ったら、お金がないから早くお金を振り込めという事だったらしい。爆
亭主元気で外がいい・・・てか。

2010/07/29

2010/07/28

2010/07/27

氷河急行再開について

氷河急行が再開されたけれど、日本では懸念を示す報道が多い。理由は原因が究明されておらず、その原因の対策が取られていないということ。

ある人は、スイスは人命より経済を優先している。だから、事故列車を撤去したとたんに運行再開した、と批判していた。

日本にいて得られた情報は、現在までの事故調査で、線路に異常はない、事故現場を3回別の列車で試運転を行い、正常運転が出来る事を確認した。よって運行再開が可能だという判断がされたという。

これは合理的な判断だと思う。線路に異常がないということは、列車に異常があったか、運転手のミスがあったか、そのどちらもが発生したと考えられる。事故車は使わず、運転手も謹慎していれば、当然正常運行が可能だ。なぜなら、正常な線路と、正常な列車と、正常な運転手がそろっているのだから。

ここら辺は、スイスの合理的思考によるものと推察される。

ところが、日本のメディアは、あくまで事故原因が究明され、対策が講じられるまでは、安全ではないだろうという視点に立っている。そうしない限り、また事故が発生する可能性を払拭できない。特に今、世界的な異常気象にあって、通常の安全では通用しない事態も想定され、一層の慎重さが求まれるのではないかという。

ここら辺は、日本の律儀な思考によるものと推察される。とにかく、事故の始末が一段落しなければ、次に進んではいけない、そういうけじめが大切なのだ。このけじめがついていないと、人の命が軽んじられている、安全性に懸念が残る、などの批判が起こる。

スイスと日本ではこの様に思考自体に隔たりのあることがわかる。そういえば、日本で起きたスイスのシンドラー社製のエレベーター事故で、シンドラー社の対応が日本人の癇に障り、袋叩きにあったなどの事件もあった。今回も、一触即発の事態に発展する可能性もあるだろう。ただ、スイスで起きた事故であるので、日本のメディアも叩きにくい側面があり、そこまでエスカレートはしない様に思う。

ネットが発展して、スイスも近い存在だけど、日本とスイスでは大きな違いがまだまだある。日本人がスイスに住むというのも、大変なのよ。(あれ、ぐちになったってか?)

レマン湖

夕日が湖水を赤く染める

ランドヴァッサー橋

ランドヴァッサー渓谷にかかる橋で、150m程の橋げたの高さがあるという、この鉄道の名所。乗っているより、橋の下から見たほうが迫力がある。ベルニナ急行往復の旅は、一日がかり。よほど鉄道好きでもないと耐えられないとは思う。普通に旅を楽しみたいなら、スイス側からこの鉄道でティラノに入ったら、そこで1泊してヴァルテリーナ料理とワインを堪能して、翌日はコモ湖、そしてミラノに抜けるなどが素敵なコースかと・・・
(元鉄ちゃん考)

2010/07/25

潜在的なスイス鉄道の危険−氷河急行事故から

スイス鉄道というか、ヨーロッパの列車全般に言えると思うのだけれど、脱線事故などが生じた場合、その被害が甚大になる可能性を秘めていると思う。ただ、それだからと言って危険な鉄道だと指摘したい訳でもないが、実はスイス鉄道を利用していながら、不安を感じている部分がある。

スイス鉄道の列車は、国鉄私鉄をあわせて、機関車が客車をけん引する列車が多い。一見電車に見えても、駆動部は先頭、あるいは後尾にあるのみというものもある。本来、進行方向の先頭に機関車あるいは駆動車があるべきだが、進行方向がよく変わるスイス鉄道にあっては、いちいち機関車の切り離しを行っていては効率が悪い。そこで、列車の中には一方に機関車をつけて、もう一方は客車に運転室を設けたものという構成で運行している。特に、この編成は急行列車や長距離列車に多い。氷河急行も、電車の様に見えるが、機関車がけん引するタイプの列車で運行されている。

因みに、スイス国鉄には特急に相当する列車もあるのだが、そういう名称は使われておらず、インター・シティといった名称で呼ばれている。スイス国鉄の列車には特急や急行の料金はなく、乗車券だけで乗れる。今回事故のあった「氷河急行」(特急と呼ばれているが、訳すると急行でしかない)は私鉄が運行する列車で、全席指定の為、指定料金が必要となっている。こうした指定料の必要な列車には、氷河急行とベルリナ急行がある。また同じく私鉄で、スイス南部ロカルノからイタリアのドモドッソラを結ぶ列車にパノラマかーが導入されていて、その列車に乗ると、パノラマ料金がかかる。

機関車が進行方向の先頭についていた場合、中間車両で脱線事故が起きてもさほどの被害は起きないだろうが、機関車が最後尾についていて、列車を押す様な形で走行している場合、中間車両で脱線事故が起きると、その被害は拡大傾向になるだろう。なぜなら、脱線した車両は走行不能な訳で、急ブレーキをかけているに等しい存在なのにも関わらず、後ろから機関車が押しかかるからだ。車両は押しつぶされるか、あるいは大きくはじけ飛ばされるしかない。

今回の氷河急行の脱線事故も、写真から見るとその様な事が起こっているのが見受けられる。恐らく機関車が最後尾についていたのだろう。事故現場は氷河急行が売りの山岳区間からは外れた所で、そもそもこの氷河急行はたいしたスピードで走っていない。しかし、事故現場は、どれだけスピードが出ていたのだろうと思うくらいの惨状となっている。

機関車が列車の最後尾にあって、列車を押すように走行する場合、脱線事故の被害が悲惨となる確率は格段と増す。また、運転席と機関車が別であるというのも事故の要因を増やす事となる。電気的な制御信号を運転側から機関車に伝えなくてはならない、もしそれが故障したらどうなるだろうか、客車部分にはブレーキがかかっているのに、機関車は押し続けている、などの異常運転が発生し、列車は確実に脱線するだろう。

スイス鉄道の(国鉄を含めて)主要列車は、この様な編成になっているから、必ず一方の区間は機関車最後尾の運転となっている。スイス鉄道の事故などはあまり聞かないし、ヨーロッパ鉄道の中でスイス鉄道は最も優秀だろうとは思う。しかし、私もよくインター・シティなどを利用しているので、ちょっとであるけれど心のどこかに不安感を持っている。この様な編成の場合、列車の真ん中辺りが大きな被害に遭う確率が高いので、不安だったら列車の先頭部分や後尾部分に乗った方がいいだろう。一等車はだいたい先頭部分か後尾部分についているので、そういった意味でも安心かも知れない。もしかしたら、一等車ってそれを見込んでいる???

ベルリナ山中再び

スイスに入ると、雪国の冬が待っている。イタリアとは大違い

2010/07/24

ポスキアーヴォの夕暮れ

ポスキアーヴォ湖がひときわ輝く。イタリアアルプスもまた美しい

2010/07/22

ポスキアーヴォ谷のポスキアーヴォ

町外れの写真だが、ここはベルリナのリゾート地になっている。その昔は傭兵を出す貧しい村だった。ティラノ(を含むヴァルテリーナ)は昔スイス領の一部だったが、18世紀後半、ナポレオンの承認の下に独立を経て、後にイタリアに編入されてしまった。ポスキアーヴォはスイスに止まった。スイスに止まったポスキアーヴォは端正なリゾート地の地位を確立した。

2010/07/21

笑っている方がいい

あるテレビを見ていたら、自分の脳をだますと、色々な問題を解決出来て、人生も楽しくなるのだとか。例えば重いものを持つ前に、中腰の状態で手を左右にぶらぶらさせる様な運動をすると、脳に運動体制に入ったという信号が送られ、背筋力が20キロから30キロアップするのだそうだ。ぎっくり腰が防止できるという。

面白かったのは、笑うのがいいということ。嫌いな仕事でも、笑いながらそれをやると、10%程度能率が上がるし、時間も短く感じる。10分間くらい笑い続けると、ドーパミンが出て、さらに幸せな気分になるのだとか。

幸せだから笑う、のではない。笑うと、幸せ(な気分)になる。笑っている人の周囲も和やかになるから、相乗効果もあるようだ。

ふと思うと、物がいくら充実していても、幸せであるとは限らない。しかし、笑っていれば、確かに幸福だ。幸福というのは、とても単純な事だった様だ。笑っていればいいのだ。

中村天風という人も、朝起きたら鏡の前で自分の笑顔を見る事は大切だと言っている。朝起きたら、一番に笑顔になる。その大切さをもう一度確認した。笑っている方がいい、笑っている方が得だ。「愉快」でいられることこそ、自分の宝だ。いつも笑っていたい。

ブルージオの町を通過する線路

道のど真ん中を堂々と突っ切る。この間車道は通行止めになる。写真奥で車が待っているのが見える。

2010/07/19

ループ走破2

下の線路を交差したところ。電車はブルージオの町に入る

2010/07/18

宮崎の口蹄疫による刹処分は行き過ぎでは?

宮崎県で発生した口蹄疫では、発症した牛や豚の他に、明らかに健康である牛や豚が大量に刹処分された。日本の法律がそうなっているからで、結果的に法律を守るために、多くの家畜が犠牲になったとも言える。

しかし、法律が必ずしも正しいとは限らない。口蹄疫の刹処分は1940年頃から始まったらしい。しかし、刹処分の有効性は証明されたものではない。口蹄疫の封じ込めは不可能と言われている。すなわち、大量に家畜を殺しても、完全な封じ込めは約束されていない。

口蹄疫の死亡率は、成体の牛ではそんなに高くなく、治癒するという。

口蹄疫になった牛は痩せて商品価値を失くすとされているが、口蹄疫を治癒し、回復させて品評会で優勝させたなどの例がイギリスにある。

今回宮崎の種牛を国が強制的に刹処分にさせたけれど、結果的にいえば、感染防止にも役立たず、経済損失を生んでいるだけと言える。現行の刹処分はその効果が評価されていない一方で、感染が拡大した場合、処分による甚大な損失が発生する、かなり不適切なものだ。

国民の多くは、法律が定めていることには有意性があるから、みんな従うべき、という暗黙の了解からこの件を承認しているだろうけれど、その法律が不適切であったらどうだろう?いたずらに法に従わせるのではなく、今回の甚大な被害を考慮して、法律そのものを適時に、適切に、変更させていくべきではないだろうか。

http://www.abc.net.au/rural/news/stories/s284276.htm
によれば、イギリスは2001年より、刹処分を緩和して、牛に関しては獣医が刹処分の判断を下す事が出来るようになっている。

マスコミの報道は刹処分肯定一色で、何やら空恐ろしさを感じる。メディアも大量の家畜の殺戮に加担している、ともいえそうだ。

ループ走破1

先頭車両は既にループをこなし、下の線と平行に走っている

2010/07/17

再び、ループ橋

先頭電車がループの半分先を行っている。このループの半径はかなり短い

2010/07/16

時に市電となるベルニナ急行

この鉄道の面白いところは、ポスキアーヴォ・イタリア側では、町の中にどうどうと電車が入って行き、市電の停留所の様なところで停車する。いきなりちんちん電車に早変わりというわけ。およそ1900mの標高差を30キロ程の距離でこなさなければならないこの区間は、電車もスピードを上げる事が出来ないからこんな事も可能になったのかも。

2010/07/15

日本、韓国、中国

と観光客の皆様がご利用になっておられるようで。本日は再びベルニナ急行に乗って、クールまで戻る。夏場はティラノからルガーノまで急行バスが走っていて、コモ湖見物を兼ねる周遊が出来る。

2010/07/14

ベルリナ急行を牽引する機関車

粘着式でアプト軌道を用いず、急勾配をこなしていく。昔の横川-軽井沢間を走ったEF63と同じだ。日本では、こうした鉄ちゃんを喜ばす鉄道がほとんど姿を消して寂しい限り。大井川鉄道くらいだろうか・・・
あ、姉妹鉄道の箱根登山鉄道も。笑

2010/07/13

ティラノ駅の看板(日本語)

箱根登山鉄道とこの鉄道は姉妹鉄道になっている。箱根登山鉄道ファンがいたら、ここに来なければなるまい。

2010/07/12

ティラノワインのブドウ畑

ティラノはヴァルテッリーナのワイン産地としては奥部に位置する。ゆえに山肌の傾斜も険しい。

2010/07/10

朝もやを受けるヴァルテッリーナの山肌

そこにはイタリア屈指のワイン、ヴァルテッリーナDOCGのブドウ畑が広がる

2010/07/08

名物のループ橋

トンネルなしでぐるりと1回転して走りぬける。360度のパノラマが座りながらにして楽しめるというわけ。

2010/07/07

ベルニナの山系が聳える

山々は4000m級だけあって、天を貫く勢いだ

2010/07/05

ポスキアーヴォ湖

これも発電のための人造湖。ヨーロッパで一番の水力発電を提供しているんだそうだ。ポスキアーヴォ谷の電力はこれでまかなっている。エネルギーも自然調達!

2010/07/04

ポスキアーヴォの集落

建物が小さいながらも端正に建っていて、スイスらしさが感じられる。ここはスイスのイタリア語圏なのだが、これがイタリアに入ると微妙に崩れてくるから不思議だ。

2010/07/03

ポスキアーヴォ谷

見事な谷の景観が現れる。この谷は、ヴァルテッリーナの谷にぶつかり、ベルリナからの水系はアッダ川に注がれる。

2010/07/02

カヴァーリャ湖

発電用の人造湖なのだが、自然の湖に見える。こんなところに観光立国スイスの工夫がある。