2011/01/03

韓国口蹄疫難、殺処分110万頭超必至。ここで食い止めて、祈るしかない

この口蹄疫難には注目している。昨年の宮崎の例でも見た通り、被害は畜産農家のみではない。流通業も打撃を受け、あらゆる関連産業が打撃を受ける。農業は地域社会の基本だ。その農業が崩壊したら、関連産業がドミノ倒しの様に崩壊して行く。韓国の今回の災難は数年にわたり韓国に打撃を与え、その損害総額は数兆円に上りかねない。

http://japan.donga.com/srv/service.php3?bicode=040000&biid=2011010340188

これによると、殺処分の規模は既に66万頭を越えた。さらに、ワクチン接種の牛だけで新たに48万3千頭増えているという。

ワクチンを接種された家畜は発症が抑制されるが、保菌の可能性があるため、最終的には殺処分となる。ワクチン接種はその家畜を守るためではなく、感染拡大を抑制するための捨て石だ。

殺処分が66万頭、それに今後殺処分必至の家畜が牛だけで48万頭。既に114万頭以上の殺処分が確定的となっている。さらに言えば、牛より豚の方が殺処分数が多い。未発表の豚の数を入れたらさらに悲惨な数になるだろう。

殺処分だけではない。感染地域の家畜は出荷できない。口蹄疫が全国規模になれば、全国規模で出荷が停止されることになる。これから韓国で豚肉や牛肉の価格高騰が避けられない状況となるだろう。

事態はかなり深刻なはずだ。にもかかわらず、事態はまだまだ沈静化しそうにもないという。畜産農業は過酷な仕事。それに耐え、日々努力している名もなき人達が地獄の仕打ちを受けている。理不尽な仕打ちを受けている。

ここで食い止めて、せめて祈るしかない。

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