2011/03/19

実は原子力事故に対する、アメリカの国内避難計画はもっとひどいらしい。

もう、苦笑いしか出ない。

http://jp.wsj.com/World/node_202746

一部抜粋

 NRCの50マイル退避勧告については「憂慮する科学者同盟(UCS)」も批判しているが、別の理由からだ。UCSは、米国内での緊急避難計画の避難範囲基準が10マイルであるのに、どうして50マイル避難を勧告できるのかと疑問を呈した。
 UCSの原子力の専門家デービッド・ロックボーム氏は「米国で半径50マイル体制を敷いていないのをどう正当化するのか」とNRCを批判し、「われわれは長い間、緊急避難地域を拡大するよう提唱してきた」と語った。
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世の中には目を疑いたくなるようなことばかりだ。

アメリカの基準で50マイル退避、すなわち80キロ以内からの退避を決めたとの説明だった。ところが、アメリカ国内では避難範囲が10マイル、すなわち16キロしかないんだそうだ。それが日本だったらアメリカ国内の、なんと5倍。

何これ?

別の見方をすると、原発事故による風評や自国民のパニックを抑えるためには、地域住民を犠牲にしてもいい、というのがどの国にも共通した原子力政策、なんだろうな。

まぁ、そんな批判は詭弁でかわされるだろうが・・・「日本の事故は想定外の災害が原因であって、アメリカでは日本の様な事故は起こり得ない」ってね。アメリカには飛行機が突っ込まれるという想定外の災害もあるだろうに。

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