2011/03/28

東日本で今年、田植えは出来るのか?

4月に入れば、田植えの季節ともなる。

しかし、相次ぐ野菜の出荷規制などを見ていると、これから盛んになる農作業への影響が心配だ。今、出荷規制が行われている野菜は、露地物といわれるものではなく、ハウス栽培もの。要するに、ビニールとかガラスで放射性物質から保護されていたはずの野菜だ。

ところが、そのハウスものですら、基準値を越えて出荷停止に追い込まれた。では、露地物はどうなるのだろう。全く保護されるものなどなく、お天道様の下で生育する農産物。毎日、放射性物質を浴びることになる。また、土壌にも今までの分も含めて、相当数の放射性物質が堆積しているだろう。

土壌が汚染されていたら、野菜などと併せて田植えにも深刻な影響を及ぼすだろう。米を作ったにしても出荷できない。わかっていて田植えをするだろうか。それに、放射能を含む米なんて、農家自身だって食べたくない。

関東から東北にかけて東日本の広い地域で田植えが出来ない、そんな事態を懸念している。

漁業も心配だ。これからプランクトンが沢山発生し、魚が成長してくる。ビキニ環礁の水爆実験では、放射能汚染された「水爆マグロ」が問題になった。

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