私にかけがえのない経験を与えてくれる
それが知恵になる
優しさを教えてくれる
私を裸にしてくれる
福の神は貧乏神
富と地位と名声を与えてくれる
傲慢になる、固執し、恐れ
信じることを失っていく
虚飾という衣が重なって、私が消えて行く
死神は救いの神
いつしか死ぬのだよと囁いてくれる
私を待てばいいという
その時がくるまで
その時は必ず来るのだから、余計な荷物は必要ない
魂が自由になる
救いの神は死神
この世に名残を惜しむ荷物を作ってくれる
失う事の悲しみ、裏切られる事の怒り
魂を傷つけ、氷の海に沈めてしまう
永遠の死の海に
貧乏神も福の神も私の側にいる
死神も救いの神も私の側にいる
だから、いつも楽しいことがあって嫌な事がある
私は踊る、貧乏神と福の神の間で
私は踊る、死神と救いの神の間で
泡沫の夢の終わるまで
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