2011/08/13

歯医者に行く、初回113.85フラン。約1万2千円なり。(  ゜  ▽  ゜  ;)

スイスの歯科治療は保険が効かない。しかも高いときたもんだから、東ヨーロッパに歯科治療ツアーなどがあるくらいだ。自己の医療費を抑える秘訣は、予防医療。すなわち、病気にならない、虫歯にならない、これに限る。

そこで、健康と歯には注意をしていたのだが、毎日歯磨きを欠かさなかったのにも拘らず、左下奥歯の一本が欠けた。ボキという心地よい音と共に。やっぱり虫歯になっていたのだろうと思う。

あー、歯医者に行かなければ、と思いつつ、歯医者選びをのんびりとしていたら、歯が徐々に悪化して行き、それまでかろうじてくっついていた詰め物が取れてしまった。奥歯の歯の一つがクレーター状態になった。

こうなると、冷たい水が歯にしみる。そこで仕方なくかたっぱしから歯医者に電話をかける。すると今の時期、バカンスシーズンで、歯医者の皆様は軒並み休業状態。かろうじて予約を取れても、3週間先だという。いい商売をしているな、スイスの歯医者。

色々とつてを当たって、予約なしでも行けるという歯医者をみつける。で、そこを直撃してみたら、予約はあるかと聞かれた。おいおい・・・・・。

予約はないというと、ではここで予約してくれという。おいおいおいおい・・・・・。ごねる。すると応急処置は出来るから、それだけはしてあげるという話になった。

一度に何人かの患者を見ているらしく、ときたま私の所に来て治療して、また他の患者に行っているようだった。一応の応急処置に小一時間かかる。

で、治療が終わって、仮の詰め物をしてもらった。この歯医者いわく、次に私の所に来てもいいし、もしかかりつけの歯医者があるのなら、そこに行ってもいいのだと。高い金を取る割には商売っ気がない。

治療後の請求を見て、やはりスイスは高い、と納得。応急処置の詰め物で113.85フラン、今スイスフランが高いので、日本円に換算すると約一万二千円だ。

今手元に請求明細がある。それによると、

・応急診療費 36.30フラン
・レントゲン 18.15フラン
・仮詰め物費 59.40フラン

合計113.85フラン。

このまま、診療を続け、新しい詰め物まで装着するのに一体あといくらぐらいかかるのだろう・・・・・。
他の歯医者に行くのもめんどいので、次の予約をしようとしたら、コンピューターが不調で、後日電話してくれと言われた。こういうデジタルに弱い所はスイスらしい、かも。

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