2011/10/02

ビールを仕込んだ

趣味の醸造というやつを初めて、もう3カ月くらいたつ。
最初のものは、作って直ぐ飲んでしまったが、最近は寝かしている。酵母臭が抜けないので、オリ引きしてからしばらく寝かさなければならない。もう液体は透明だけど、それでも酵母が沈澱してくるところを見ると、かなりゆっくりでも発酵は続いているのかも知れない。

趣味の醸造はコストパフォーマンス的には全然合わない。確かに原料費的には安いのだが、その時間のかかること。手間暇かけて自分だけのものを作るという点に置いては、趣味性はあるのだが。

今までハニーワインとか、ワインとか、アップルワインを作って来たが、次の段階としてビールに挑戦する。ビールの原料はモルトとホップ。これはビール醸造所からわけてもらった。ただ、米ビールを作りたかったので、モルトは少しだけ。

まず600gの米をおかゆ状に茹で、冷水3リットルを加え、十分に冷ましてから粉砕したモルト100gを加える。これを炊飯器の保温モードで24時間温める。そうすると、モルトのジアスターゼ酵素が働いて、とても甘い米汁が出来る。これをザルで漉し、さらに晒し布で絞って米汁だけを取る。この米汁、酵素によって沢山糖分が作りだされていて結構甘い。これだけでもうまい気がする。笑

この米汁にホップ16gを加え、30分程茹でる。すると、あのビール特有の苦みと香りが加わる。自分で作ってわかった事だが、あのビールの味と香りはホップだ。米汁は4リットルなので、1リットル当たり4グラムのホップを加えた事になるが、ゆで上げの味からすると結構苦い。どうなるのだろう。ちょっと心配である。

ホップを加えた時点で、これは米ビール原液となったと言えよう。この原液、ホップの緑色が溶け出て相当緑色になっている。米の茹で汁が白っぽいので、緑色が鮮やかに映える。これがモルトだけだったら、あのビールの黄金色が出るのだろう。もしかしたら、米ビールは緑色になるかも知れない。

米ビール原液にビール酵母を加え、現在レストランのキッチンに保管中。出来上がりまでには最低でも3週間はかかる。はっきり言って、ビールは買った方が手早く、そして安い。苦笑

でも、手作りの米ビール、出来上がりを楽しみにしよう。ビール作りの過程は、料理をしているみたいだった。米を茹でたり、鍋でじっくりかき回せたり、香料を加えたり・・・。笑 炊飯器まで使ってるし。再笑
(因みにスイスでは、個人の醸造は合法的です)

2 comments:

  1. おお、ついにビールを作られたのですね、しかもお米で!!
    完成を楽しみにしてます(笑)。
    玉キング

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  2. 玉キングさんに飲んで頂く訳には物理的に行きませんでしょうが・・・。笑

    今後の予定は、一次発酵が終了した時点で、1リットルのペットボトルに移し、発砲の為の砂糖を加えてそのまま密閉し、シャンパンみたいな方法で泡シュワシュワのビールにするつもりです。

    私の入手した底面発酵のビール酵母は結構発酵に時間がかかるようで、どの時点が密閉時期かわかりにくいので、今回は一回糖分を使いきらせるまで発酵させ、その後に二次発酵を誘発させる予定です。

    おうちにコポちゃんが元気に泡立っていて、生き物と一緒にいるのというのは心がなごみますね。

    と言っていいのかどうかは?笑

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