2011/07/26

自転車のタイヤ交換をする

朝起きたら昼近かった。汗

そういえば、太陽を見てから寝たからまぁ、そうなるだろうなぁ・・・。そういうのいけないとわかっているのに、休みとなるとつい見ちゃうのよねぇ、夜明けの太陽。

とはいえ、今日はたまりにたまった買い物をせねばいけない日でもあった。まず、代えのシーツ類の購入。これ買わないと、今のシーツが洗濯できない。それから壊れた腕時計の代わりと食料とプリンターカートリッジと・・・。買い物が終わったら洗濯に溜まったごみ捨てと部屋の掃除・・・。うぅ、休んでいるのだろうか・・・。

天気が良ければ、朝から船にでも乗って、レマン湖遊覧なんぞと思っていたのだが、夜明けの天気が悪かったのでやめ。どうせ船に乗っていたって寝ていたんだろうけどね。苦笑

夕方になると俄然元気が回復してくるのは、性分が夜行性みたいね。そこでバーストした自転車のタイヤを交換する作業にとりかかる。私の持っているマウンテンバイクは、前借りていた工場の大家からのもらいものなのだが、もう結構古くなっていた。

先日、抜けた空気の補充をしていたら、タイヤが腐食していたらしく、バキッと音がして、リムからタイヤの一部が抜けてしまったのだ。当然チューブがはみ出て来る。空気満タンのチューブはまるで風船が膨らむように、あれよあれよと大きくなって、ライフル銃でも撃ったようなすさまじい音と共に破裂した。約2〜3秒の出来ごとだった。なすすべがなかった。

ああ、ついてねぇ、と天を呪いつつ自転車屋に行ってタイヤとチューブを買ったのだが、今の自転車と同じタイヤがなくて、さらに天を呪い新しいタイヤを2本買って、前後のタイヤ全て交換する事にした。私の行った自転車屋のおやじも結構商売上手で、どうせアスファルトの上を結構走るなら、こっちの音の出ない奴の方がいいよ、などと説得されてついつい買ってしまったのだった。

自転車というのは構造的には単純な代物だ。タイヤが新品になると、なんだか新車になったような雰囲気になった。たった50フラン弱の出費で自転車が新品みたいになったのはちょっとうれしかった。

さて、タイヤがバーストしてチューブがはみ出て破裂した、というはたから見たら大笑いものの悲劇に遭遇したのはこれで2度目だった。一度目はもう30年も前の事・・・ああ、十代の出来ごとが30年も前の事になったかぁ・・・。涙

もともとチャリ少年だった私は、高校卒業の思い出旅行として東京から出発し、紀伊半島を一周して大阪に出て、そこから木曽を経由し長野を横切って戻るという自転車ツーリングを行った。その際に、紀伊半島の山の中で同じ事が起きた。紀伊半島の山の中で、すさまじいパーンという破裂音が鳴り響いたのだった。

山の中ゆえ、自動車も通らない。仕方ないので、バーストしたタイヤを針金で縫って応急処置を施した。チューブの方は流石に予備のものと交換するしかなかった。このバーストしたタイヤを針金で縫ってくっつけたというのは、かなりウルトラC技だったと自分では思っている。針金は隠れた応急処置道具として意外に便利ものなのだ。もっとも、この事件の最中は遭難も頭をよぎる、切羽詰まった状況に立たされていたので、こうした珍プレーが生まれたのだろうね。

私の使っていたタイヤはフランス製(ユッチンソン650x42B)のものだったので、結局このツーリング中にタイヤ自身の代えはみつからなかったのだが、針金ちゃんは流石金属だけあって、よくもってくれた。因みにこのツーリングで疲労した私の方が、帰宅した後壊れてしまったのだった。

そんな思い出を蘇らせてくれたタイヤバースト事件だったのだが、もう一つ私には自転車修理のウルトラC技を経験している。それは乗鞍岳に自転車で登りに行った時だ。まぁ、普通乗鞍岳は歩いて行くものだが、私には常識がない。笑

その乗鞍岳のアプローチ途中でタイヤがパンクした。まぁ、パンクもするわねぇ、岩ごろごろの所なんだし。ツーリング中のパンク修理なんぞお手のものなのだが、なんとパンク修理用のセメダインがかちかちに固まっていたのだった。うかつだった。これでは修理できない。

そんな時、お昼のお弁当にもらったおにぎりを思い出した。おもむろにおにぎりのご飯粒を取り出し、潰してのり状に調節してパンク修理のセメダイン代わりにしてみた。すると、なんと冗談にも程があるというのに、くっついちゃったのだ。ご飯粒でパンク修理。これもウルトラCのはずだっ。ただ、常識のない所業ではあるけど・・・。苦笑

乗鞍岳に挑戦する山岳サイクリストも結構多いだろうが(いるんだよね、私みたいな者が結構)、ご飯粒でパンク修理して乗鞍に自転車で登った男は、私しかいないはずだっ!(奇人の域かも)

2 comments:

  1. 窮地に立たされたときに柔軟な考えで対応すればいろんな困難を乗り越えることができる、というお手本のようなできごとですね。勉強になります。

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  2. そうきますかぁ。笑
    コメントの最後にwのひとつもない所が、渋いですぅ。と、自分でwww

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