「牛肉から基準超える放射性物質 市場には出回らず 福島・天栄村」産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110401/dst11040100310001-n1.htm
天栄村は私の住んだ所の隣村。
ここまで放射性物質の被害が及んだとはっ! 怒
私が役員をした会社の工場には天栄から来ている者もいた。全く私の生活圏内だった所だ。知り合いも多い。私の住んだ所(白河市・西郷村)は仲通りと呼ばれる福島中央部で、その中でも県南に位置している。その地域も放射性物質で今壊滅状態になろうとしている。ただでさえ、巨大地震によって被害を受け、停電、断水に悩まされたのに、この上農業までを破壊されようとしている。
福島産の食べ物は美味しいし、美しい自然が沢山ある。全く愛すべき土地を東電は放射能で破壊した。福島県の人々を東電は困惑と絶望に追いやっている。
2011年に入って、あまりブログを書いていなかったけれど、福島第一原発事故以来、心配で心配でブログの記事が増えた。最近忘れっぽいので、備忘録のつもりでもあった。これだけ私を刺激したのは、第二の故郷とも思っている福島での大災害だったこともある。日本に一時帰国した際は、必ず福島に行っている。それほどの土地なのだ。しかも今、遠く離れているだけに、歯がゆい。
福島県の電力は東北電力が供給している。東電(東京電力)ではない。福島県の双葉町など、原発のあるほんの一部の町は助成金などで潤っただろうが、そんな恩恵は仲通りまで来ていない。全く無関係だ。何の恩恵ももたらさない東電が、何故自分たちの故郷、福島を破壊するのだろう。ほとんどの福島県民には理解不能なはずだ。
福島県知事が東電社長の謝罪を断った。知事は原発推進派だったはずだ。それが政治的パフォーマンスとして、東電社長を受け入れることが出来なかったくらい、大勢の福島県民は東電を憎んでいる。
大手マスコミは、そういう事は東電との癒着によっておおっぴらには報道しない。飯館町の苦しみなんて、例えばIAEAと経産省原子力保安院の応酬などという、全くお上の机上の争いの陰に沈んでしまう。
所詮国策の前で、地方の住民など、国からも、メディアからも相手にされないのだ。でも、福島県民は、田舎でうごめく虫けらなんかじゃない。うつくしま、という恵まれた土地の住人だ。別に中央から相手にされなくたっていいだろう。しかし、自分たちの土地を自分たちで守る権利はある。未曾有の災厄を招いた上、何の恩恵もない東京電力は、福島から去れ! だ。
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