2011/04/05

いよいよ放射能海洋汚染国となったか・・・しかも故意の放出

事故発生当初から懸念されていたことだが、海洋汚染は未だ続いている。陸上への汚染は爆発後、なんとか食い止めらているけれど、高濃度の汚染水は今も放出が続いている。既に茨城で水揚げされたイカナゴがこの汚染により出荷規制となった。この時点で、放射能海洋汚染国となった訳だけれども、もう一つ決定的な行為がこれ。


低濃度汚染水放出、周辺国が懸念 韓・ロ「情報不十分」
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C9381959FE2E7E2E6968DE2E7E2E6E0E2E3E39494E3E2E2E2

あれだけ水をかけて冷やしていれば、当然どこかに捨てなければならない。しかし、濃い奴は捨てられないので、薄い奴から海に捨て始めた。これは故意だ。政府は国際法上問題ないという見解を示しているらしいけれど、放射能汚染水を捨てている、という事自体、法律論以前の問題だと思う。

また、この行為は放射能被爆国という日本が、放射能加害者国にもなったという事実を証している。海洋国家日本が、放射能海洋汚染を巻き起こした国としての汚名を着ることになったのは、とても残念だ。

冷やすために水を大量に使うのは仕方ない、それが出来なければもっと大きな被害となっている。それはそうだろうと思う。だから注水を止めることは出来ない。しかし、大きな被害を想定して、現状の比較的小規模の被害を正当化して行くのには疑念を覚える。記憶にとどめておかなければならない。

2 comments:

  1. FBにリンクしてもいいですか?

    でも、他にどんな方法が可能なんでしょう・・・?

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  2. リンクいつでもOKです。
    タンカー案はどうなったんでしょうね。タンカーをチャーターして、そこにまずためておく。30万トンくらいは積めると思います。当然タンカー一隻がお釈迦になる訳ですが・・・。

    この際、どさくさに紛れて低濃度汚染水は処分しちゃえ、その方が安上がりだ、みたいな思惑があったとしたら、とんでもはっぷんですよね。まぁ、あっても絶対に認めんでしょうが。

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