2011/03/19

静かなる略奪、これも現実。公開の是非で意見沸騰。

http://www.youtube.com/watch?v=018lyN_sztM

映像は略奪といえるのかと思うほど、のどか。でも略奪なのかなぁ。色々な見方が成立するのだろうと思う。
ただ、この悲惨な緊急の時期にこんな動画を載せるべきではない、という意見には賛同できない。表現に問題はあるかも知れないが、起こったのも事実。倉庫の荷主は明らかに被災者であり、被害者だ。

日本人を悪く表現している、という点で確かに愉快ではないけれど、これを規制してはいけない。無論、不愉快であるというコメントを残すのは自由だと思う。ショッキングな事だけに、賛否が分かれる。

私は、こんな静かな略奪、流石日本人と逆に賞賛に値すると思う。大体、被害に遭っている人がそこにいて、仕方ないかぁ、みたいに静かに見守っている。ちょっと変形した助け合いが成立している様にも思える。

ブログによっては、もっと凄惨な状況を伝えるものもある。盗みに入った泥棒に刺されて死んだとか、食べ物の奪い合いが始まっているとか、多分それも現実だと思う。ただ、窃盗や強盗は平時でも起こる。喧嘩も起こる。だから、そこらへんの所を間引いて考える必要もあるだろう。

震災を見守り心配する人達は、ネットにアクセスできるけれど、殆どの場合、被災地には入れない。被災地の人は、厳しい現状の中、生き抜くのが精一杯でネットどころではない。結局ネットを巡る色々なコメントは、それぞれに正当性を含めつつも、発信原の情報と何ら変わらないレベルにある、とも言えそう。無論、自分のコメントも含めて。

法的には、この映像に起きている事は罪に問われないらしい。
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一部報道で被災車のガソリンを抜き活用しているとのことでした。当然、被災車の所有者も分からず了解はないものと推測されます。しかしこれは非常事態である以上、法的な意味で泥棒ではありません。もちろん罪に問われることもありません。緊急避難と呼ばれるもので正当防衛と同様に違法性阻却事由とされておりやむを得ないことなのです。今まさに差し迫った危難のある被災者の方々の為、法的な意味で以下例示します。

1食料の配給がなかったため、近くの閉店されているコンビニ・スーパーの窓を割って侵入し食料を確保した。

2飲料水の配給がなく、水道も寸断されていたため近くの自販機を破壊して飲料水を確保した。

3負傷者の搬送に必要なガソリンが確保されなかったため被災車のタンクからガソリンを抜いた。

これらの場合、仮に事態収拾後に警察に逮捕されても有罪となる可能性はまずありません。ただし、食料を買うために現金を盗む、平時や十分な食料・飲料水が確保されてるのに上記手段を取るのも犯罪です。

劇裏情報の東北地方太平洋沖地震特設ページから抜粋

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