2011.3.26 01:30
MSN 産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110326/plc11032601310000-n1.htm
(一部抜粋)
政府は25日、米軍無人偵察機グローバルホークが東京電力福島第1原子力発電所の内部を上空から撮影した映像を公開する方針を固めた。米軍提供の映像の公開には慎重論もあったが、正確な情報の発信を優先すべきだとの判断に傾いた。米側も公開によって日米協力をアピールするとともに米国民に向けても原発の状況について情報を公開するねらいもあるとみられる。
高度な軍事機密に属するため、解像度を下げて公表することも検討している。
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これ読んだ時、さもありなんと思って、そのまますらりと読み流していたのだが・・・。
そもそもグローバルホークの撮影したものは、防衛省ではなく経産省へ送られているはず。しかも、公式にはアメリカ政府は公表を認めており、これの公表はひとえに経産省の判断のはず。無論官邸も絡んでいるだろう。
ということは、原発内部の映像を、経産省か官邸が「高度な軍事機密」と判断した訳だ。原発とは核の平和利用ではなかったか? どこらへんが高度な軍事機密なのか、原発はそもそも軍事機密なのか、防衛省は絡んでいないのか、高濃縮ウランがあるのか、原発の軍事転用の意図や事実があったのか、などと疑問がふつふつとわいてきた。
3号機はプルサーマルで、核燃料の一部にプルトニウムが使われている。これはウランよりやっかいもの。にも関わらず、東電にはプルトニウムの検査機器がなかったらしい。現在外部機関に分析依頼中だとか。原発付近ですらこんな状況では周辺の土壌検査など手がつかないだろうな。ストロンチウム90も気がかり。
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