2011/03/12

福島第一原発爆発とは・・・最悪の事態に声も失う。東電の職員の皆様がんばって!



想定外の大地震とは言え、大地震が起きた際の原発事故の危険性については度々指摘されて来た。ついに今回これが現実となってしまった。しかもこの生々しい爆発!!

原発は微妙な存在だ。私は必要悪の様にも思っている。実際にその恩恵に浴しているが、人を傷つける悪魔にも変わりえる。

東日本大震災で、日本では想定外の大地震が発生することが証明された。マグニチュード9や10の巨大地震だって今後起こりうるのだ。それも日本のどこにでも。少なくとも、それを前提に日本の原発は安全を見直さなければならないだろう。

また、こうした事故を東電の責任にだけ押し付ける事も出来ないと思う。私たちは、こうしたリスクを知りながら、暗黙のうちに原発を受け入れてきているのだから。受け入れないにしても、恩恵に浴してきたのだから。この映像は教訓としていつまでも忘れない様にしたい。

この事故が今後どういう結末になるか、今の時点ではわからない。多くの人が感じている様に、政府は最悪の事態を予期して報道に制限をかけている様にも感じる。

東電の職員らによる必至の復旧作業にもけが人が出ている。現場は修羅場だ。命がけの作業となっている。今は、被害を最小限にとどめるため、がんばって欲しいと応援するしかない。

9 comments:

  1. 福島第一・第二原発、退避範囲20キロ圏内に拡大
    http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103120478.html

    なんとか、食い止めて!

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  2. あれ?
    間違ってメール送信をしてしまったようです。
    こちらにも要旨だけ書きますね。
    ぱんちさんとサンタさんとは連絡がとれません。

    国の早急な対応が必要です。
    しばらくは醜い政党政治はなくなりますね。

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  3. ん?メール来てませんよ。
    ぱんちさん、サンタさん心配です。

    政党政治なんかやっている場合じゃないですよね、もとはといえば、総保守なんですから。ここで醜い応酬をやろうものなら、総非難を食らうでしょう。

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  4. 今日、原子炉を設計した人の記者会見があった。やはり技術者らしく、率直に危険性を語っていた。

    とても不安に感じたのは、緊急停止した7つの原子炉は全て冷温停止までまだ至っておらず、事故の危険性があるということ。

    現状は設計の想定した安全レベルを超えており、復旧作業も不安定な状況で行われている。決して楽観視出来ない。

    その事故は、燃料溶融によるメルトダウンが起き、これが下部の制御水と接触して水蒸気爆発が起こる事。この爆発が起これば、チェルノブイリに近い被害になる可能性も否定できない。

    チェルノブイリ並みになるのかはわからないが、原子炉の一つが水蒸気爆発を起こし、それが近くの冷温停止していない原子炉を巻き込むなどがあった場合、事態は最悪となる。

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  5. もう一つ、海水を注入しているにも関わらず、水が満たされていかないどころか、燃料棒の露出位置が増すばかりだという。それほどすさまじく蒸発しているのだろうか?それとも、注水量が少ないのだろうか。消防車が撒ける水の量でも、かなりの量だと思うのだが・・・。それとも配管の破壊で、水がたまらないのだろうか。

    因みに、炉心管内部は誰も正確に把握できていないと言う。

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  6. 今原発の是非を言っても仕方がないのだけれど、紹介されたURLには考えさせられた。

    原発がどんなものか知ってほしい
    http://www.iam-t.jp/HIRAI/pageall.html

    今回の原発事故は天災だけではなく、人災という部分もありそうだ。第一号機は当初の耐用年数をはるかに過ぎても、廃炉出来ず、補修をして使っていたという。

    さらに作業員の技術レベルは危険なまでに低いことが指摘されている。

    とはいえ、今回はメーカーや東電が総力を結集して、命がけの作業をしているはず、なんとか踏ん張ってもらいたい。ものづくりの国、日本の名誉と私たちの命にかけて。

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  7. 作業員のレベルと言うか、びっくりする様なミスが重なりに、重なって今回の重大事態に至っているという見解も成り立つのではないだろうか。

    一つは、2号機が空炊きになったのは、作業員がポンプから離れ、燃料切れとなりその放置が続いたからと指摘されている。

    また、
    http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110315/dst11031505530010-n1.htm

    によれば、消防ポンプによろ注水は炉心管内の圧力に負けて成功しなかった。さらに、水の手配にも手間取った。電源車を用意したが、瓦礫などの障害によりケーブル接続に失敗した。(消防車も電源車も役に立たなかった)

    給水管に付けられた弁がバッテリー切れで閉じた。相当の時間切れたということは、バッテリー切れを予見していなかった、また予備のバッテリーも用意されていなかった可能性がある。

    これらはとても技術屋らしからぬ失敗だと思う。ど素人の作業員が、その場しのぎに右往左往して失敗を重ねているという光景がどうしても浮かんでしまう。

    多分こういう事だと思う。事故当時にいたのは、単なる発電所の運転員で、エンジニアリングに関してはど素人。そして地震の影響や人手不足も手伝って、熟練した作業員を早急に確保出来なかった。ある程度の救援が来る前に、反応炉は致命的な損傷を受けてしまった。

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  8. 眠れないでいる。いよいよ大量の放射線が漏れ出した。

    茨城県辺りまで放射性物質が拡散している。内陸には向かいにくいだろうが、南下の可能性はある。すると、神奈川も最悪の場合危ない。真鶴の家に放射能が降るかも知れないなど、夢にも考えなかったが、可能性が出てきた。実に空恐ろしい。

    この最悪の事態で作業に従事しているエンジニアについて考えると、これも胸が痛い。彼らは命がけだ。しかし、状況は極めて深刻で、そのプレッシャーは大変なものだろう。当然寝てなどいられない、きっと何日も徹夜になっているに違いない。

    深刻なトラブルに遭遇したエンジニア、私にも経験がある。何とも言えない恐怖が襲いかかる。機械との戦いだ。しかも、相手が暴走しているだけに分が悪いと来ている。追い詰められて迎える徹夜明けの朝、寝られないのに、ふとこれが現実かどうかわからなくなる時がある。混沌の中に突き落とされる。それは修羅場の幻影だ。

    気が遠くなる様な作業と困難。拡大する損失のプレッシャー。怒りだす人々。蔑みの視線。孤独。そして逃げる事も許されない。

    でも、修羅場はいつか終わる。それまでひたすらに、出来ることを精一杯やり続けるしかない。孤独になっても。無言になっても。そしていつかは機械をねじ伏せるのだ。

    私はそんなエンジニアを応援している。この修羅場を切り抜けて、最後にガッツを決めてもらいたい。エンジニアは誇り高き男たちと信じている。

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  9. 今回の震災程、終焉の見えない災害はかつてなかったのではないだろうか。第一原発の全ての炉が危険にさらされており、最悪のシナリオで次々に爆発などが生じ、破たんの瀬戸際に立たされている。

    現場は必死なはずだが、これが東電内で事実の隠ぺいなどの脚色、あるいは歪曲が成される。現場の真摯な報告は、恐らく捻じ曲げられる、あるいは黙殺される。保身に走る東電の管理職や幹部連中の姿が容易に連想される。

    官僚や政治家は口は出すだろうが、現場にとっては全くの役立たずだ。こいつらこそを現場で働かせたい、などと思う。

    さらに、余震とも言えない大きな地震が富士山で起きている。まるで、まだまだこれはカタストロフのエピローグが始まったばかりと言いたげにも受け止められる。

    日本政府は今回の事故をレベル4だと言っているが、海外の見方は、レベル5であるスリーマイル島を越えており、レベル7のチェルノブイリに近付いている、レベル6か、レベル6に近付いているという。

    http://news24.jp/articles/2011/03/16/10178484.html
    チェルノブイリに次ぐ深刻な事故~仏機関

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